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2014年3月14日 (金)

PM学会 2014春季大会

昨日と今日(13・14日)は、プロジェクトマネジメント学会の2014年度春季研究発表大会へ。東洋大学。

ためになった講演やセッションも少なくなかったけど、全般的に以前よりさらにIT系セッションの割合が増えた感じがした。しかもIT系でのプロジェクト管理というよりも、ソフトウェア固有の問題と思えるようなことの、品質やプロセス改善の話が多いと思われた。また学生などの発表では、そんな研究してるんだ~と面白く聞けた半面、学内発表に近い気がしたというか考察も含めてもう少し練り上げや改良/改善が欲しいと感じた。

なお、印象的だったのは、”プログラム”に関するセッション。PM学会の案内等でプログラムの定義を募集してたりして、セッションに人は集まった感じ。でも、学会の定義募集への反応も希薄だったようだし、発表者と聴講してる人達とが上手く噛み合わない。自分もそうだけど、プログラムは多少は気になるけど、「プログラムをいかに上手く回すかは別の人達だろうに、、、」との思いがあるからかもしれない。事業部長とか経営層。プロジェクトは一生懸命やったけど、プログラム管理が良くなくて全体が上手く回ってない。そんな感覚の人/そんなことに遭遇した人が多いのかもしれない。プログラムに関して発表する人達の題材も、多少現実とかけ離れてるように感じているのかもしれない。(○○はプログラムだけど***はプロジェクトみたいな話もあったけど、そこから先のプログラム管理の問題や管理事項が急に抽象的に思える。)

なおその他のセッションでは、メンタルヘルスに関するセッションで具体的な取り組みなどを聞けたのは良かったと感じた。

全般的に、どうも春期大会は、自分には今ひとつの感じがしてきた。以前もそんな気分の年があったような気がする。次回の秋のプログラム発表の時には注意しておき、春期と秋期を比較してどちらに参加するかなども検討してみたい。


3月 14, 2014 プロジェクトマネジメント | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月 8日 (土)

青年技術士会 ディベート大会(第3回)

今日は、青年技術士交流実行委員会(青技)でのディベート大会への参加。ディベートテーマは、「小学生のスマホ利用は禁止すべき」か否か。

http://blog.goo.ne.jp/seineniinkai/e/c4faab30f5cd09d230377d0c68196878?fm=rss

今までディベートは2回開催されてて、いずれも参加した。そのため、多少心待ちにしてたイベント。参加の度に新しい発見というか、正確には新しい”パニック”が発生して、勉強になった。懇親会とかで、事務局の人に言ったことも含まれてるけど、一部追加とかしてメモの形で残しておく事にする。(ただし、どうも上手くまとめきれてない。後日、加筆修正するかもしれない。感想・反省・提案を区別した方が良いかもしれないが、どうもそれらが気持ち的に不明瞭なのが背景かと思う。)


まず、今回は少し積極的に考えてみようとなったきっかけが、放送大学での「技術者倫理」。

テキストが書店などで販売されている。

P3164075この放送の第15回(最終回)に登場したのが、NASAのスペースシャトル・チャレンジャー号での爆発事故の事例で取り上げられるボイジョリー氏。彼は、低温でOリングが性能を満足しない旨を、会社やNASAに述べる。本件は、技術者倫理の本には定番的に取り上げられている事例だ。

彼とのインタビューが紹介され、大学の単位取得のことが述べられた。たくさんの単位を取ったが、反省しているのは「コミュニケーション」の単位を取得しなかった点。彼は、公衆への説明などで、コミュニケーションは必須とし、書き方、ディベート、、、、全ての科目を取るべきだと言った。まっ、さすがに全ての単位取得は難しいなと思いながら、”ディベート”が出てきたのが少し驚きだった。

ある意味、座学で「技術者倫理」を学ぶのはよいとして、倫理を実践する時にコミュニケーションが必要となる。それを学ぶとか、実践の素養を身につける意味で、ディベートは非常によい場と感じた次第だ。

なおちょっと残念なことに、この放送大学のテキストには、ボイジョリー氏とのインタビューは掲載されてない。

また、たまたま目にしたのが、CS放送での「ディベート入門 実践編」。以下のYouTyubeで見ることができる。審査の人の紹介部分など若干放送と異なる部分があるが、ディベートそのものの部分は放送と同じと思う。

http://youtu.be/6CEAzMpOSwM
)

少し蛇足的だけど、本CS放送は、interlocalmedia(インターローカルメディア)というところの「政経マネジメント塾」という番組での回。九州というか鹿児島に関連する内容が少なくないし、今回の「ディベート入門」は、東京世田谷にある”岩崎学生寮”という鹿児島県出身のための学生寮での撮影。知り合いにもこの寮出身の人がいて、身近に感じた番組だった。

基礎編や実践編の放送で、少し勉強した。聞いてる分には理解したつもりでも、今回のテーマに関して自分で発表できそうかとなると別次元。放送自体は参考になったが、以前での経験もあって、ディベートは実践も合わせて勉強/レベルアップする必要があると改めて認識した。


さて、今回の青技でのディベート大会のテーマは、「小学生のスマホ利用は禁止すべき」か否か。参加前提で、ネットでの検索や新聞のスクラップなどを色々調査。自治体レベルでスマホを禁止しているところがあって認識を新たにしたり、スマホOSのシェアの再確認などは役だった。

青技のディベート大会が少し難しいのは、賛成/反対の立場の両方をこなす点。つまり、最初禁止すべきとの意見を述べた後で、次の回は禁止すべきではないとの意見を述べる。そのため2つの結論になるように、資料の振り分けというか、共通の資料と、賛成時に特に協調したい資料、反対時に特に協調したい資料をグルーピングした。

また、賛成と反対の両方の立場で発表するので、自分自身の気分を変えるために、一旦”変装”。実は前回は、ネタは仕込んでいたけど、実際に行わず懇親会で披露した。100円ショップでの変装グッズ。ただし、スポンジの鼻とグルグル図のメガネで、芳しく無かった。今回は、”付けひげ”。シールタイプで東急ハンズで売ってた。あとは、カーディガンを替える程度。(しかし、そんなことよりも、自分やグループでの論理的な組み立てや発表の仕方に労力を費やすべきだったと、ディベートが終わってから反省。)


会場では、以前の大会にも参加した顔なじみの人がポツリポツリ。係の人がグループ案を提示して、グループ内で議論。うちのグループは、最初は賛成(禁止すべき)側。

結論から言うと、最初の賛成(禁止すべき)側でも負けて、次の反対側(禁止すべきではない)側でも負けてしまった。つまり2敗。その後の懇親会などで、同じグループの人を含めて冗談っぽく愚痴ったりした。逆に、反省すべき事項もあるし、大会の運営的なことにも少し意見が出た。

で、チームとしての敗因と言えるかは?だけど、自分なりに考えたり他の人の話を聞いて事を踏まえて、経緯を。

1)自分たちのグループには、以前の青技ディベート参加者2人と未経験者2人。発表者をどうするかということになって、未経験者の人にやってもらうことにした。論理の一貫性を重視して、主となる考えに筋が通っていた方が良いとの考え。また、勉強を兼ねてるので、未経験者に体験してもらうのがよいだろうとの考え。

2)そのこともあって、我がチームは発表者が主となって発表し、他の人はサポートする考え。

3)対する相手チームは、最初の口火を切る人は決めてたものの、後は各自分担。

特に2回目の時は、相手チームは最初の口火を切る人が仕切って、分担を上手く回してた。

採点の人が陣形になぞらえて、相手チームが鶴翼(かくよく)の形でこちらが直線的と言ってたが、そのようなぶつかり合い。(ただし、こちらが2敗。)

4)今回の自分なりのパニックは、当初の発表(ディベートでは立論という)は6分だったが、発表者が早めに「他の皆さんから何かありますか?」と言われたこと。

正確には覚えてないが、3分程度過ぎで周りに振られたように思う。発表者と同じ事を再度述べるのも良くないだろうし、逆の意見を言うのはさらに良くない、、、。チームとして無言状態がしばらくあって、さらにパニック。

賛成と反対の立場を入れ替えた2回目でも少し似てしまい、2回目でも少しパニック。

一応自宅からストップウォッチを用意して、計時したんだが、、、。グッズなどよりも、立論での論理構成の組み合わせや時間配分なども事前検討すべきだった。(多少はやったんだが、結果的に不十分すぎたと言うこと。)

5)チーム編成は4人。なお、アドバイザーがいてコメントしてくれた。最初は事務局のアドバイザーと思って聞いていたけど、どうも実際は発表したい人だったようだ。その人とは懇親会等で話しをして、こちらのチームの一員のような意見を言ってくれた。運営として、その辺りははっきりしてた方が良かったかな。

6)今回のディベートの流れは、立論、尋問、反駁、結論という流れ。

相手チームは、結論時に、(他のディベート大会などでは時々行われてる)反駁2のような論理構成だった。特に相手チームの賛成と反対の立場を入れ替えた2回目は、そのものだった。

我々は、相手チームが勘違いしており、こちらが有利と思った。しかし採点者には相手チームの発言を理解していると評価され、高得点だったようだ。どうも懇親会で1人の採点者に聞いたら、採点者には採点用のチェックシートが配られてて、それに基づいて採点したそうだ。なので、「結論なのに反駁でまとめるのはおかしいでしょう」とこちらが言っても、採点用のチェクシートに則ったとしか返事できないと。分からなくもない。

逆に考えてみたら、そもそもディベートって、採点に対する意見の場がない。スポーツだと審判に対する不服のチャンスや観客のブーイングみたいなのがあるが、ディベートでは制度としても大会も定着してはいない。特にこの青技のディベート大会って、賛成と反対を入れ替えたりして独自的な部分もある。当日集まったグループがその場で立論等をまとめる必要があり、集中的なチーム形成や合意形成も独自的と言って良いだろう。その意味では、運営としても暗中模索的な面もあるので、色々意見を聞いて行くのが良さそうに感じた。


大会通じて提案的なものをまとめると以下の事項。

・ルールの提示

若い人の参加を促す意味でも、青技ディベート大会のルールを、ホームページや案内メールで提示した方が良いと考える。大会の直前に、口頭以外に紙に書いてものの掲示がOKかとか、資料を事前配布するが相手チームの資料も利用(引用)しても良いかなど。

当日での確認する事態も発生するだろうが、今まで明確になった事項を整理しておくだけでも有益と言える。

・チーム編成

発表に参加したい人がいて、説明があったか疑問だけど、チーム内議論に参加してきた。最初に参加したい人によるチームメンバーを決めて、ディベートで発表する人はその中で議論するなどが良さそうに思った。

本大会は、ディベート自体に参加したい人と観戦の人に大きく別れる気がする。ディベートに参加したい気持ちで来たのに、発表チームに加われないと不満も出てくるように感じた。

・中継

地方会員のために中継してみるのも良いかもしれない。録画ではなくて、当日のみの流しっぱなしが良さそう。レポート出すとCPD付与するとかを考えても良いだろう。中継による意見とかは次の参考になるかもしれない。

・ディベート後の意見交換

ディベート大会での採点に対する意見や、観戦の意見も参考にした方が良い。また、ディベートでの勝敗と、実際には賛成・反対のどちらが良さそうかも簡単に議論してもいいのかもしれない。後の方は、時間の関係で挙手程度になってしまいそうに思うが。(挙手の件は、今までも1,2回実践している気がする。)


いずれにしろ、技術者倫理というかそれに関係するコミュニケーションや説明責任の模擬体験という意味で、本大会は継続して実施して欲しいと思う。また、他にない試みもいくつか実施しているので、より良い大会に改善して行って欲しいと考える。

3月 8, 2014 技術士, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月 5日 (水)

再考 メイヤーズの三角形問題

知り合いのTwitterのつぶやきで、表題の「メイヤーズの三角形問題」が取り上げられた。ある数値の組み合わせが、どんな三角形の種類なのかというもの。つぶやきでの考えが自分の考えとちょっと違ってたので、「メイヤーズの三角形問題」をもう一度考えてみた/再読してみた。

メイヤーズの三角形問題とは、書籍「ソフトウェア・テストの技法」の冒頭で取り上げられている、読者への試験みたいなもの。

Myers_1st上のAmazonのは、日本語訳の第2版。左のが日本語の初版。もう35年以上も前の出版で、言わば古典。

なお、第2版ではXPの事などが追記されてるが、本三角形問題の細部で表現などが異なっている(後述)。また、Amazonでは”マイヤーズ”となっているが、ここでは訳本内でも書かれている”メイヤーズ”の表現を用いる。

問題は、第1版ではカードから/第2版では入力ダイヤグラムから、3つの整数を読み込んで、その数字の組み合わせで不等辺三角形、二等辺三角形、正三角形のどれかを印刷/表示するプログラムに対するテストケースを書きなさいというもの。

メイヤーズが記載しているのは、13個のテストケースと、1つの予想される出力を示したかというもの。13個の中に、1つの辺がゼロになるものをテストケースに含めているかとか、1つの辺が負数のものをテストケースに含めているかというのがある。14点満点だけど、プログラマの平均得点は7.8点であるとのこと。また、「全ての可能なあやまりを見つけられると保証はしないが」と述べてて、細部は自分で考えなさいとのスタンスだ。特に14番目でのエラー時のメッセージ(細部仕様)は、各自で考えなさいと暗に示していると個人的に考える。

さて、ここから細部になるけど、12として非整数の話しがある。第1版では非整数のこととしか書いてないが、第2版では”2,5,3.5,5.5”と例示がなってる。つまり数値が4つ。多分、本当は5.5は無いのだろう。(個数が異なるテストは13にある。ただし、例示は2つ。)

Twitterので知り合いとのやり取りでは、0詰め数値のことが言われていたけど、それをテストに含めるのは良いことかもしれない。0詰め数値は、3を”03”のように表記する方法。

ちなみに、例示されてるのは”3,3,4;3,4,3;4,3,3”のような表現。";"を便宜的なデリミタと考えて、3と3と4が1つのカードに書かれているなどと読めばいいのか、デリミタなども含めて記述されてるかによるけど、それらに関するテストも気になった。つまり、先に述べた4つ書かれているケースとか、デリミタまで含めて記述さていたら、”,”の代わりにスペースだったり別記号だった時のテストなどもあった方が良さそうである。

整数でないものとして例示は少数だけど、アスキー文字なども考えられる。

再度深く読んでみると、こんなテストケースもあった方が良いのとか思い付いたから不思議なものである。そもそも第2版は、GUIによるもので、GUIに絡むテスト項目は無いように思える。疑るような視点で再読してみることをお勧めする。(もしかしたら、検討した人とか検討した発表があるかもしれない。ちょっと探してみる。)

また、ここで示されてる条件でテストを請け負えるかとか、どんなテスト計画にするかとか少し膨らませて考えるのも悪くないかと思う。あるいは示されてることをRFPとして、十分と言えるか、あるいは何が不十分かと考えたりするのも悪くない。

なお、第2版と第3版は、カード→入力ダイヤグラムや印字→表示への変化以外に、有効な数値組み合わせという表現から、意味のあるという表現に変わっている。ただしこれは訳上の変更かもしれないが。久々に版による違いなどが面白いと感じた一時でもあった。


3月 5, 2014 ソフトウェア, ソフトウェアテスト, 書籍・雑誌 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月 2日 (日)

劇団メトリ ブログ削除

以前“出荷判定寸劇 「劇団メトリ」のブログ”で触れたが、出荷判定に関する寸劇を面白くするために「劇団メトリ」なるもので活動してた。触れたブログもそうだけど、実体的にはS-openでのSIGでの活動。

S-open自体もなくなって、「劇団メトリ」ブログがそのままというのもおかしいかなと思い、削除することにした。ぼかしてはいるものの、発表の写真とががこの後もずっとそのままになるのは芳しくない。Googleグループなども同様に削除した。

先週くらいからメンバーに、削除予定の旨のメールを出したけど、やはり数年経ったせいかメールエラーになるアドレスが発生した。一部の人とは、TwitterやFacebookでの繋がりがあるが、逆にここ数年でコミュニケーション手法が様変わりしたと言うことでもある。

寸劇での発表では札幌に出向き、ついでに観光した想い出なども懐かしい。ブログ削除はちょっと寂しい気もしたけど、仕方ない。

3月 2, 2014 出荷判定 | | コメント (0) | トラックバック (0)