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2014年7月30日 (水)

映画鑑賞「GODZILLA ゴジラ」と「超高速!参勤交代」 

今日は、都内で会合というか暑気払い。それならと、ふと前から見たいと思ってた映画のことを思い出した。タイトルにも書いてるように「GODZILLA ゴジラ」と「超高速!参勤交代」。前者は”ゴジラ 2014”とも呼ばれている、ハリウッド版のゴジラ。

P8014888久しく劇場で映画は見てないし、見たいと思いながらもちゃんと調査してなくて、急遽上映館などを調べた。すると、有楽町のマリオンで両方上映している。TOHOシネマズ 日劇と、日劇 丸の内ピカデリー。しかもできればゴジラは3Dでと思っていたら、3Dの上映後しばらくしたら参勤交代のスタートで、時間的にもぴったり。(逆に3Dのスタートは10時ということもあって、ゴジラの後にすぐ参勤交代で、劇場フロアでのパンの軽昼食にした。)


ゴジラのTOHOシネマズの方が、スクリーンは小さい? 3Dということもあって、真ん中よりも少し後方にしたけど、もっと前でも良かったかもしれない。(逆に、丸の内ピカデリーでは前の方にしたら、少し見上げる格好になりすぎ。) そんなに混んでなくて、中央の席が取れたし、左右に空席。

3Dにして良かった。結構迫力アリ。雪のような埃のようなのが舞うけど、それがなんとも言えなかった。なお、時々前の人が立つように思えたけど、映画上の人物。自分には2,3回あって、面白かった。

ただ、字幕つきで、字幕を見るのと映像を見るのとで動視力が必要。少し疲れを感じる時があった。まっ、動視力落ちてるから仕方ない。

ストーリーのことはあまり触れないけど、結構冒頭に富士山などの日本の風景が出てきたのには驚いた。予告編では富士山は登場しないような、、、。

ゴジラ以外に「ムートー」なる怪獣が現れるけど、平成ガメラ版のギャオスと似た部分が少なくないと感じた。そのほかの部分でも、重厚感などで平成ガメラをつい思い出してしまった。もちろん初代ゴジラのようなテーマ性とか不気味さも感じたけど、、。ちなみに個人的には、「ムートー」を、”タガメ”と対比してしまった。いくつか似てるとこあり。あと個人的には、”未知との遭遇”を思わすようなストーリーの流れもあって面白かった。

映画が終わったら、一部拍手する人達がいた。自分の左方向。その人ら、ポップコーンなどを食べながらの鑑賞だったので、賛同する気にならず拍手はしなかった。退席する時に見てみたら、その人達の足元には空き袋など、、、。

でも気持ち的には、拍手したい映画だった。もう1回見たい気もするけど、そこそこ出費だし、出向く時間などもあるのでどうなることやら。少なくともビデオ出たら買うつもり。


超高速!参勤交代は、笑える映画だし、時代劇だし、そして超高速がアジャイルなどを連想させて技術的(プロセス的?)なヒントにもなるかなと思って気にしてた映画。ゲラゲラよりも、何度もクスクス笑う感じの映画だった。逆に最後の方はアクション映画さながらで、両方楽しめるとも言える。(個人的には、最後のアクション部分は時間短くても良かったかなとは思うけど。)

この映画は、せっかく参勤交代が終わって地元に戻ったのに、老中の悪巧みで5日以内に再度登城せよとの命を受けた殿様とその家来の悪戦苦闘の物語。「人なし!金なし!時間なし!」がキャッチコピー。予告編で飛脚のように走るシーンなどが登場する。飛脚のように走るシーンは押さえてはいたものの、映画を見ながらどう問題解決するか一緒に考えるみたいな見方をした。でも、当初から難題だし、その場その場で想定外の問題が起きてしまう。ついつい家老などの作戦に、「なるほど~」と頷いたり、笑ったり、、、。

あまりネタばらしは良くないのだろうけど、街道を使わずに山道を利用するのにはちょっと驚いた。また、最初の頃に殿様のお人好し振りとして他藩への援助の話が出るが、これが今回の無理難題での手助けになる。

ついつい、超高速にやるには、抜本的なアイデアが重要だと再認識した。いわゆる超高速開発でのツールとがあるけど、ある意味ツール利用の範囲での高速化。もっと紺本的なことは無いかの視点は必要ということ。また、超高速に限らず、普段の行いが助けになるこのと認識も必要。笑いながら見た映画だったけど、そんなことを感じた。

7月 30, 2014 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月22日 (火)

ICSE'14勉強会(東工大)へ

今日は、「ICSE'14勉強会」で大岡山の東工大へ。「ICSE'14勉強会」は、ICSE(イクシーと言う人が多い)2014という国際的な学会での論文を、1日でなるべく多く読むというもの。輪講というよりもラントニングトークスに近いかな。主催は情報処理学会 ソフトウェア工学研究会 国際的研究活動活性化WGで、ここ3年ほど続けている。100近い論文のうち、そのほとんどを網羅。今年は93/99で、網羅率94%と言ってた。

「ICSE'14勉強会」のサイトは以下。
http://qwik.jp/se-reading/10.html

当日などのtogetterがあって、以下。
http://togetter.com/li/696308


情報処理学会主催ではあるが、USTREAMで様子を流したり投票を行ったりしてるし、結構フランクな発表も少なくなかった。ある意味若者寄りの運営で、進行やテンポもいい。逆に結構内容的には濃厚で、昼休みや終わってからは少し頭に疲労感が残った。また、大阪、名古屋、福岡をネットで繋ぎ、東京以外にも発表者が分散している格好。ちなみに発表者は大学生が多かったけど、NTTデータやIBMなども人もいた。

なお、講堂のようなところだろうとか玄関に掲示があるだろうと、建物名はメモしたけど、階や部屋の名前をメモしてなかった。そのため、建物内をうろうろ。再度建物の入口に戻って、それでも掲示無かったら(駄目もとで)守衛所で聞くか諦めようかなと思ってた。そしたら知り合いと遭遇。部屋名も知っててラッキーだった。

また、休憩時に声をかけられ、別の知り合いにも遭遇。一応オニギリなどを事前に購入してたけど、昼食はその知り合いと学食へ向かった。食事しながら色んな話をして、懐かしかったり世の中の動きで参考になる見方なども聞けて、有意義な一時になった。


論文はソフトウェア工学全般に渡ったけど、印象的にはテスト関係が多かった気がする。投票で好評だったのがM2:Unit Test Virtualization with VMVMで、テスト関係。ちなみにM2はテストケースは減らさずに高速テストするアイデア。(ただし初期化で共通的なものはまとめてテストするというもので、結構色んなところでやってると思うのだが。) また、Mutation testingに関する発表もあった。

テーマ的には古来からあるテーマでも、モバイルやクラウドを意識した論文になってるような感じ。また、そもそも(大)昔なら、その大学や企業でのプログラムなどの分析での論文だったと思われるが、今回の多くは、オープンソースのモジュールを解析したり分析したりしていた。ある意味、題材がクラウドにあると言ったイメージ。

なお、省エネ(Webのページの配色を省エネになるように設定)やソフトウェア理解(脳波による分析)では、面白い試みもするもんだな~と思いつつ、論文としての掘り下げが少ない気がするものもあった。


蛇足だけど、東工大の大岡山は久しぶり。20数年ぶりぐらいかな。そもそも入口が開放的になってるし、ビルとかが増えたイメージ。驚いたのは、犬の散歩禁止や、大声出さないでの掲示。結構構内に書かれてあった。声の件は、学生にというよりも、構内で遊ぶ子らに対してのもの。犬も似たようなもんで、(小さな?)庶民悪。また、今回の会場のビルは、研究室に入る時は、上履き着用。エレベーターや階段からの所で仕切られてて、そこで履き替え。研究室フロアそのものがカーペットになってた。(知り合いと話したら、富士通の山本卓眞元会長の考えの影響とか言ってたけど、本当か?)


今回の勉強会は具体的に参考になりそうな考え方もポツリポツリとあって、勉強になった。都合がつけば来年も参加したいと思う。情報処理学会(を含め他の団体も)このようなイベントは実施・継続すべきと考える。やっぱ最近の動向を色んな人の目線で聞けるのは貴重だ。そうしないと(古い)教科書のコピペだけになって、進歩から遠ざかってしまう。ふとそんなことも思った。また、本催しでの網羅率に拘る事への反対意見があったけど、100%必須とかでないのなら、今の形態が良いと思う。やはりスピード感があるように思えるし、駄目そうなものでもアイデア的には面白いものがあったり、難解なら難解である旨が分かるのは良い事だ。


7月 22, 2014 ソフトウェア, ソフトウェアテスト | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月20日 (日)

ゴジラ映画 製作プロジェク

昨日はついでもあって、六本木ミッドタウンのゴジラを見学。ハリウッド版ゴジラ公開にあわせたイベントで、広場に6.6mの上半身ゴジラが登場。

 http://www.tokyo-midtown.com/jp/summer/2014/godzilla.html

P7194833P7194837P7194843その時に撮影した写真。

そのうち真ん中のは、ゴジラの顔が結構リアルだ。ただし雑誌や予告編でのハリウッド版ゴジラは、頭や鼻が平べったい気がするし、首も含めてずんぐりしてるように思う。あと、目が映画の方が黒っぽいと思う。なお、写真の下のほうに目をやると格子模様が見えて、人によっては好き/気にならないかもしれないけど、自分としては工夫が欲しかった。

そのうち右の写真での、ゴジラの左の方にゴルフでのグリーンのような模様が見えるが、それがハリウッド版のゴジラの場合の足跡とのとこ。ちなみに6.6m版ゴジラに相当する足跡も、フィギアの周りにいくつか書かれてる。


以前自分のブログに"ゴジラ特集 雑誌「pen」など"を書いたけど、最近ゴジラ関係をポツリポツリと目にしたり読んでる。そこで述べたように、プロジェクト遂行という観点でゴジラ映画作成のことを読むと、結構参考になった。

まず、的確にまとめられてるウィキペディアでの映画一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9%E6%98%A0%E7%94%BB%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

ウィキペディアでの「ゴジラ (1954年の映画)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9_%281954%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%29

ウィキペディアでの「ゴジラの逆襲」(第2作)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9%E3%81%AE%E9%80%86%E8%A5%B2

これ以外の各映画も、ウィキペディアでは結構細かく映画作成の様子が書かれている。


断片的だけど、ウィキやpenなどを読んでプロジェクト遂行として参考になりそうなことを書いておくと、、、。

・当初(企画段階)は「G作品」。

記号やコードネームにするのは製品開発の時がそれに近いけど、最終的な商品名や細部に関しては誰もわからないことは多い。

・田中の企画は、上層部会議(経営会議?)で森岩雄以外には反対される。

まっ、結構良くあること。ただ、その後の打ち上げなどの話などから、Goになった後には妙な足の引っ張り合いは無かったと思える。その辺りは、決まったら協力する/少なくとも足の引っ張りはしない意識にはなっていたんだろう。組織体によっては、妙な足の引っ張り合いというか追い込んで愉しむ連中がいるように思える。

・香山滋の原作。

プロジェクトでも、やはり叩き台台はあったほうがいい。それにしても、1週間で完成させたのには驚き。

・プロデューサー・田中友幸、監督・本多猪四郎、特撮・円谷英二などの以前のつながり。

前の作品で一緒に組んだとかで、多少気心が知れていたと思われる。プロジェクトでのキーマン達をゼロから掻き集めるのは注意が必要だ。あるいは、キーマンにはある程度の人事権なり人集めの権限を与えた方が良い。

特撮部分については円谷は、当初本多にすら撮影したフィルムを見せなかったという。それでも上手くいったのは、原作や脚本などで基本部分を共有していることと、相互信頼があったからと思われる。

・本多猪四郎と円谷英二の、ゴジラスーツアクター中島への「お前が動いてみないと分からない」。

スーツアクター中島が動作のことを聞こうにも、分からないとの返事。微細な細部は、進めながら決めてくのの典型。

・プロデューサー・田中は、その後東宝映画社長へ。

会合などでプロジェクトマネージャーのキャリアパスのことが話題になるけど、ふとIT業界だけが秀でたプロジェクトへの見返りが無さ過ぎなのではないかと思えてしまう。(田中の後にプロデュースを務めた富山省吾も、東宝映画社長に就任。)

・円谷英二の蛸(タコ)案のエピソード(当初は円谷案と、恐竜の田中案が対立)。

プロジェクトの当初は、大なり小なり意見対立は発生する。むしろそれが普通。もちろん決定後は、円谷も恐竜前提。(シリーズ第3作の「キングコング対ゴジラ」では、大ダコが登場する。実物と人形アニメによる。)

駄目もとを含めて、意見交換の際には自分の意見を言っておいた方が良い典型。その時は不採用でも次に採用されるかもしれないし、思わぬことが発生して代替案として採用されることもある。特に製品開発の場合は、(特に他社からの申請をつぶす意味で)特許ネタとして特許出願しておくなどが考えられる。

・ゴジラシリーズの俯瞰での、監督や特技監督、音楽担当の違い。

ゴジラの形状や作品の仕上げ方などが結構違っている。(松竹の「寅さん」とは好対照かもしれない。) 製作記を読むと監督間の考えの違いなどもあって面白い。製品開発で言えば、シリーズでの違いや、ここの製品での微妙な違いと似てはいる。


ゴジラ映画が、BOKで描かれているようにとか理想のような状況で作られたわけではない。総じて、色んな意見の相違がありながらも、予算や上層部による制限の中、作品(商品)に仕上げて行った過程は、大いに見習うべき所があると考える。というか、今回ゴジラ映画のことを調べて、改めて参考になることが多いな~と感心してしまった。

7月 20, 2014 プロジェクトマネジメント, プロジェクト管理, 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月18日 (金)

回路図もガラパゴス

2日ほど前に、Twitterでつぶやかれた「無駄な抵抗」。

 https://twitter.com/m9_mukyuu/status/489214129463234560

それ自体は、クスッと笑えるような投稿だったが、知り合いとかと話題にしたのは、そこでの抵抗記号。いわゆるギザギザタイプで書かれていた。自分も1年ほど前に知ったけど、このギザギザ記号は古くて、新しい記号になってる。なので、教室とかの黒板に書かれてたというのは、専門的な学科などでは考えにくいかな~というもの。(そこでの話題は、取り立てて問題視してるわけでもなく、単なる補足的な話題提供レベル。)

以下はたまたま自分が持ってた、「電子機械」(実教出版 平成24年発行)という工業高校用の教科書。その表紙裏の記載。抵抗器は長方形になっている。
P7184830_2

どういうことかというと、これらの電気記号はIEC(国際電気標準会議)で定めてて、JISもそれに則っている。が、JIS-C301(旧JIS記号)とJIS-C0617(新JIS記号:IEC 60617に該当)があり、新JISでもどちらを使っても良いとしている。ただし図面の中では統一しなさいとしている。

新JIS記号では抵抗器が長方形になっており、ここでの教科書は新しいJISに則っているというわけだ。

自分が抵抗などの記号が変わったのを知ったのは、「トランジスタ技術」2013年3月号での回路記号をつらつらと眺めている時だった。

以下はその雑誌での、2つを併記説明している部分。
P7184831

ヨーロッパ等への輸出時は、CEマーク認証の為の図面等の提出は、IEC記号つまり新JIS記号での記載が必要となる。なので、輸出とかが多い企業では、新JIS記号が使われている(はず)。

それでも、新JIS記号が一般に浸透してない大きな理由は、ここで挙げたCQ出版などが旧JIS記号に拘ってるのが大きいと思われる。本屋さんで新JIS記号での記載の書籍を見つけようとしてみたが、電験(電気主任技術者試験)やその対策本と、他は本当に数える程度。そもそも本屋さんでの電気のコーナーにはCQ出版の本や雑誌が多いので、当たり前とも言える。「トランジスタ技術」もそうだし、無線関係もそう。我々ソフトウェア技術者に少し馴染みのある「Interface」もCQ出版である。

グローバル化の中で、旧JIS記号に拘るのは問題じゃないの~とか、日本のガラパゴス携帯のことが言われてるけど、回路図自体がガラパゴスというわけだ。日本の電気屋さんが、世界の潮流に取り残されてるようにも思えた。つまり、欧米と新興国が新JISというかIEC図面でやり取りしてるのを傍らで見てるというか、、、。(ちょっと皮肉りすぎだろうけど。)


だが、話がそれだけでは済まない、、、、。同じ「トランジスタ技術」2013年3月号の別ページに記載されているのが以下。論理回路の記号で、左の方は馴染みのある人は多いと思うが、MILスタンダード。右の方が今まで述べた新JIS記号。
P7184832

MILスタンダード(MIL標準)は正式には「MIL-STD-806」で、MILはアメリカ軍の調達のための規格。MILスタンダードは、論理回路の記号として日本では幅広く定着している/定着していた。

MIL標準も、実際は廃止された規格になってしまっている。(正確には、参照とかもあるしJISでも旧記号を使用してよいとしている。) MIL標準(MIL論理記号)のウィキペディアは以下。
http://ja.wikipedia.org/wiki/MIL%E8%AB%96%E7%90%86%E8%A8%98%E5%8F%B7

論理回路の記号に関しても本屋さんで調べてみたが、教科書的な本で新JIS記号での記述はすぐには見つからなかった。ネットでは、新JIS記号で書いてあるものがあったり旧JIS記号との対比で意見を書いているページもいくつか見つかったが、新JIS記号への反発の意見もちらほらあった。

大学の授業ではどうかがわからないが、論理回路の記号はMIL標準が多いのかもしれない。ちなみに、前述の「電子機械」という工業高校用の教科書の論理回路部分は、MIL標準で書かれている。

また、論理回路に関しては、IECの新しい記号は複雑な回路の記述には適しているとの考えがあるようで、逆に授業程度の簡易回路なら旧JISでも十分だし、敢えて新しい記号のために資料や本を修正する必要も無いとの考えは、そう不自然ではない。

P71948462P71948472左は、昔自分が使っていた情報系とMIL標準の定規。ここ何年、いや何十年、特にMIL定規は使ってない。

そもそも昨今は、ソフトウェア屋さんがハード図面を作成することは皆無だし、論理回路図で議論することは少ないと思われる。さらにはハードウェア屋さんも、海外EMSなどの作成に任せて回路図とかのチェックすら少なくなっている気がする。論理記号を意識する人の絶対数が減っている。なので、論理記号の変更の件は、あまり話題に上ってないのだろう。


さて、抵抗の記号などの時に電験のことを取り上げたけれども、論理回路とかなると情報処理技術者試験の事が気になる。調べたら、以下に、試験で使用する代表的な記号・図などの規定が書かれている。

http://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/annai_yogo_jis_kyu.html
 情報処理用流れ図など :JIS X 0121
 決定表 :JIS X 0125
 計算機システム構成の図記号 :JIS X 0127
 プログラム構成要素及びその表記法 :JIS X 0128

電気回路や論理回路の記号に関しては、規格を明確には記述してない。


個人的には何でも欧米に合わせるとの考えは好きじゃないけど、電気回路や論理回路の記号に関しては、試験や教科書は順次新JIS記号にした方が良いと考える。特に(入門的なものでは無くて)実務を意識した場合は、どのみち企業内では輸出等の関係で新JIS記号というかIECに則ることになる。そうであれば、新JIS記号で習得していた方がいいだろう。教える側の論理より教わる側の論理で考えたら、明白だと思うのだが。


「回路図」

「論理回路」

「工業高校 教科書」

7月 18, 2014 ソフトウェア, パソコン・インターネット, 技術 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2014年7月13日 (日)

PMI日本フォーラム 2014

昨日と今日は、PMI日本フォーラムへ。2週間ほど前から台風の影響で荒れた天気になるかと思ったけど、台風一過で良い天気。何度かPMI日本フォーラムに出席してるけど、悪い天気の時と良い天気の時とが極端だと思う。

http://www.pmi-japanforum.org/pmij2/forum-2014/index.html

最初の日は、そんなに遅くなかったつもりだけど、大会場は人いっぱいで会議室の方に誘導された。なお冒頭の基調講演は、カーネギーメロン大学SEI所長の話だったけど、一般的なサイバー攻撃の話が主で、プロジェクトマネジメントの視点が希薄。その意味では会議室での視聴の方が正解だったかな。(逆に次の基調講演でのタレントマネジメント絡みは所々気になる箇所があったけど、聞き取れなかったりパワポが見えにくくて大会場の方が良かったように感じた。)

招待講演では、大阪駅前開発、気象衛星ひまわり、9.11に関連する放送、選挙ボランティアなどの話を聞いたが、IT以外の分野の話で、結構本質的に参考になることが少なくなかった。ついPM学会でのIT系の話にジャンプしてしまうのと対比的と感じた。個人的には日本フォーラムの方が、プロジェクトを議論するにはいいのかな~との印象が強まった。PMI日本フォーラムでの招待講演に該当するものがPM学会には少なくて各セッションでの講演になるからとの意見もあるだろうけど、PMI日本フォーラムでの各セッションの講演もIT一辺倒でない。

招待講演での大阪駅前開発は、JVなんだけど、官公庁との意見対立やその仲介役というかお膳立てによる根回しや各社役員クラスによる会議運営など、やはりそんな苦労があるんだ~と参考になった。各ビルは主体となる企業の担当にするけど、景観的な統一感は必要でそのための工夫の話などもあった。また、選挙ボランティアの話では、その前の映画作成にタッチした時(特に照明や美術といった専門家への対応)のことにも触れ、幅の広いプロジェクトメンバーの接し方などが参考になった。

各セッションで聞いたのは、PMBOK5版(特にキーワード”Change Management”)のこと、OPM(組織成熟度)、アジャイルなど。総じて以前よりは分かりやすい説明が多かったように思う。なお細部は省くけど、今年は自分の見聞きしたセッションでは、時間枠をぎりぎり講演に使って、Q&Aに割くケースはなかった。皆さん、質問したい人は休憩中などに個別に行っていた。PMIJの中に研究会がありその経由での発表が少なくないので、今回の方がいいのかもしれない。的確な質問の時もあるけど、変な質問で時間を取られるのも困りものだ。


充実した2日間だった。今後資料のダウンロードができるだろうから、ダウンロードして(聴けなかった講演を含めての)資料や自分の考えの整理にしばらくかかりそう。

7月 13, 2014 プロジェクトマネジメント | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月 7日 (月)

「原産国表示」と「品質保証」 

自分の別ブログで「金針菜、湘南ポモロン、空芯菜」というのを書いた。

実は金針菜(きんしんさい)を買う直前に、中国産だったらどうしようと悩んだ。個人的な気持ちとしては、今回のに関しては珍しそうなので買おうと思っただけど、中国産ならわざわざ買う必要は無いと考えた。その時ふと浮かんだのは、台湾産ならどうしようということ。というか、台湾産って表記するんだっけ?  (ちなみに、実際はマレーシア産だった。)

ソフトウェアでの画面表示で、「国」として、その列に台湾があろうものなら、某国は大目玉。そのため、多少神経使ったり、実際に発生したら修正したりする。具体的には、「国」→「国もしくは地域」にするなど。

台湾での生産でも中国産ってするのかな~とか、できれば台湾産ってはっきりするのが良いよな~とか思った。そこで念のために確認したら、そもそも”原産国表示”のつもりで覚えていたけど、本当は”原産地表示”。つまり国ベースでの表記じゃない。

商標法での記述は、あくまで”産地”。また、以下の消費者庁の食品表示・原料原産地表示に関する情報でも原産地。
http://www.caa.go.jp/foods/index3.html

それからすると、商品パッケージで原産国としているのは、本来は間違いに近いと言える。


実は似たような話があって、良く”品質保証”と言ってるけど、ISOなどでは”品質管理”。ISO 9001は「品質マネジメントシステム」の規格だ。

ISOやJISの規格で、”品質保証”がタイトルになっているものに「JIS Z 9900:1994 品質管理及び品質保証の規格-選択及び使用の指針」や「JIS Z 9903:1998 品質システム-最終検査・試験における品質保証モデル」 などが存在していたが、今は廃止である。

ISO 9001の(JISでの)正式名称は、「JIS Q 9001:2008 品質マネジメントシステム―要求事項」である。(ISO9001:1994/JIS Z 9901:1998の時のタイトルは”品質システム”であった。)

今や部署名も、品質保証から品質管理となっている所が少なくない。あるいは、上位概念のコンプライアンスやユーザーといった用語を冠した名前にしているところもある。

部署名は品質保証のままでも良いのかもしれないが、”保証”するとのスタンスのままの所は少し問題。というか、それまでも保証できてたのか。あるいは、今まで保証していた製品やサービスと今の形態は同じなのかを自問すべきかと思う。あるいは、品質問題などユーザーへの対応への体制が十分か考えた方がよい。不良が見つかったら工場に文句言って直させるという感覚の時代から、発生率をウォッチしたり発表をどうするかなどを視野に入れた対応が必要な時代になってる。


原産国や品質保証のように、つい慣れ親しんだ用語で考えてしまうことがあるだろう。ただし、本質的な考えや世の中の方向は頭の隅に入れておくべきだといえる。ふとそんなことを思った。

7月 7, 2014 品質, 技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

情報処理技術者試験 海外との相互認証

今日、何気にIPAのニュースサイトへ。数日前の、情報処理技術者試験のタイとの相互認証のニュースを目にしたため。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20140701.html

そこで、「プレスリリース(別紙)」を見たら、タイを含むほかの国との相互認証の一覧があった。相互認証自体はポツリポツリと知っていたが、一覧になっていたり海外での資格との関連を目にしたのは初めてかと思う。

そこで、気になったのが、統一的な呼称がないこと。表で例えば韓国での「情報機器運用技能士」が日本の「初級システムアドミニストレーター」に相当するが、相互認証上の名称が分からない。

対比的に言えば、APECエンジニアでは、名刺等にAPEC Engineers(Civil)と記載する。土木部門の技術士が該当する。(他の部門で相互認証している部門のある。) 日本語側の名刺には、”技術士 土木部門”と記載して、APECの申請を行っていれば、英語側の名刺に”APEC Engineers(Civil)”と記載することになる。相互認証での(共通的な英語の)呼称が確立しているので、わかりやすい。

それに対して、情報処理試験の資格者の場合、英語側の名称にどう書いて良いか分かりにくいと言える。オフシェア等で中国やベトナムの情報処理の資格者が有資格を生かして交渉の際に、中国やベトナムの人の名刺などに書かれているほうが便利であるが、共通的な用語でないとレベルを推し量りにくいという点もある。

試験制度としての相互認証は分かっているが、相互認証を生かしたビジネスチャンスのために、必要な手続きの明確化と統一的な呼称はぜひ検討して欲しいと考える。既にはっきりしているのなら、それを分かりやすく表示してもらいたいと思った。

7月 7, 2014 スポーツ | | コメント (0)

2014年7月 6日 (日)

ゴジラ特集 雑誌「pen」など

今年は、映画「ゴジラ」の封切りから60年。ゴジラ生誕60周年、そしてアメリカで公開されたハリウッド版「GODZILLA」の日本公開が近いことで、TVなどで往年の映画の放送や特集番組が組まれている。ちなみにハリウッド版の「GODZILLA」には1998年公開のものがあるが、従来のゴジラと形態的にも、そして作品のテーマとしても大きくかけ離れてて評判が芳しくない。なので、ここでの「GODZILLA」は、特に断らない限り今年公開の「GODZILLA」を指すものとする。

まず、書店で見つけた雑誌。本号での特集がゴジラで、映画一覧や自衛隊(防衛軍...)の兵器等がまとまっている。最初の「ゴジラ」製作でのエピソードや写真なども多い。

個人的にはお勧め。

以下は、BSの日本映画専門チャンネルでのゴジラのページ。全作の放送やゴジラ総選挙なるイベントを実施している。ちなみに7月19日には、全作が一挙放送される。

http://www.nihon-eiga.com/osusume/godzilla/

NHKでも映画が放送されたり、特集番組が放送される。まとまったページは無いようだが、報道資料を以下に記載。

http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2014/06/008.pdf

ちなみにウィキペディアには、結構詳しく各映画ごとにエピソードがまとめられてて、読んでいて楽しい。(というか全部だと結構なボリューム。) 例えば以下のページ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9


BSでの映画放送を見て、自分にとって多少新鮮だったのは、ミレニアムシリーズ。2000年以降のシリーズで、新世紀版と呼ばれることもある。(正確には、シリーズ最初の映画の上映は1999年。)

特撮シーンが多く、しかも映像的にリアル性を高めていると感じた。自衛隊(防衛軍...)の兵器にも奇抜なものが多かったり、原子力(それに関連しての電力)や遺伝子工学などに関連するシーンが少なくないのも楽しめた。もちろん結構飛躍してるところもあるけど、その辺りは割り切り必要。DNAコンピュータなんてのも登場する。ミレニアムシリーズは、一通り見てみようかなと考えている。

3.11のことを含めて、改めてゴジラを見てみるのは、悪いことではないと思える。原子力以外にも、危険と隣り合わせの科学技術は少なくない。全部がそうだといってもいいのだろう。

また、映画製作での苦労話や作品間での違いなど、プロジェクト遂行という観点で参考になることも少なくない。これも自分にとっては、良い機会だ。


なお「GODZILLA」は、予告編などを目にしたけど、不気味さなど最初の「ゴジラ」と合い通じるところが少なくなくて、往年のゴジラファンでも楽しめそうな作品になっているように思う。自分が劇場まで出向くかは都合しだいだけど、機会あれば劇場で見てみたい。

7月 6, 2014 映画・テレビ, 書籍・雑誌 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月 3日 (木)

日本のメカトロニクスのルーツ ミシン

今日、何気にTVから目に入ったのが"三菱製"のミシン。テレビ東京の和風総本家という番組で、それを修理する人が題材だった。

http://jcc.jp/news/8501793

20081025153524そう言えば数年前に、会合後の観光で小樽の旧家を訪れた時に見たのが、三菱製のミシンだった。左が、その時の写真。

数年前のその時も、今は電気総合メーカーあるいは巨大グループ企業の三菱が、電気を使わないこんな機械を販売してたことが結構不思議に思えた。

で、調べてみると日立もミシンは製造販売していたことがあったそうだ。例えば以下のページに写真があった。
http://ameblo.jp/misin-senmonten/entry-11129032174.html

ふと、日本の巨大グループ企業のメカトロニクスというかメカのルーツが、ミシンなのかも思った。細かい部品や駆動メカニズムなど、日本人の開発力をそそる分野だったのかもしれない。(JUKIは、現代でも工業用ミシンのシェアは世界一だそうだ。)

ちなみに以下のページでのミシンの歴史では、大正末期から昭和の初めの頃に国産化というか国産メーカーの台頭が著しかったようだ。

http://kawauchi.la.coocan.jp/misinsi.htm

その後は、ミシンメーカーとして存続した企業もあれば、ミシンを通じて培った技術をメカ商品開発やメカトロニクス商品そしてシステム商品に応用していった企業が枝分かれして行ったイメージ。

ただ、じゃ東芝はと調べたら、調べた範囲ではミシンは製造・販売はしてないように思える。ただし、芝浦ミシンなる会社がIHIと合併してるが、東芝(芝浦製作所)と関係があったのかは? また、会社として東芝機械なる会社があり、前身は1938年創業の芝浦工作機械。富士通やNECは通信が母体なので直接ミシンとかの関係は無いだろうけど、交換機とかのメカ部分の技術蓄積はあると考えるのが妥当だろう。


我々は、つい先端技術としてエレキ分野に目が行きそうだけど、複合装置やシステムなどを考える際にはメカ分野や他の技術分野の技術力も重要である。ミシンだけにその原点を求めるのには無理があるとしても、メカで培ってきた技術を生かすのは、案外日本の優位性になるのかもと思った。

7月 3, 2014 技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)