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2015年1月 6日 (火)

自己免疫疾患と品証暴走

今日ちらっと見たテレビ「家庭の医学」で登場したのは、SAPHO症候群。症状的には手足の関節痛なんだけど、リウマチ症などと少し違って皮膚系の症状も現れる。SAPHO症候群が”自己免疫疾患”であることが何度か番組で言われた。(ちなみに関節リウマチも自己免疫疾患かと思う。SAPHO症候群は、NHKの「ドクターG」に登場したようだ。)

医療系の番組で時々出てくる”自己免疫疾患”。外部からの異物への反応が過剰になって、症状を引き起こすというもの。しかも厄介な事に、ある病気と思って対処療法的に治療しても良くならずに色々調べたら自己免疫疾患のほうだったというケースが少なくないような気がする。あくまでTV番組などを見ての感想だけど。なお、ふと自律神経失調症なども含まれるのかと思って調べたら、基本的には含まないが、自律神経失調症の中のいくつかを自己免疫疾患に含めるという書き方のサイトもあった。


ソフトウェアに関しては、このような病気との関係では「ソフトウェア病理学」がピンと来る。ただし、この本では”過大な文書化作業”なる項目はあるが、ソフトウェア開発での自己免疫疾患のような事項は書かれていないようだ。

ソフトウェア開発での自己免疫疾患的な現象は、バグゼロを目指す余りにいつまでたってもテスト終了を出せないとか、静的解析でのワーニングゼロを目指すなどが考えられる。市場トラブルなどでバグが見つかってその対応は必要だが、ソフトウェアでのバグゼロが可能かは議論あるところ。むしろソフトウェア工学的には、「バグがないことは証明できない」が通説だ。

単純な論理構造の場合にバグがないことは言えても、どのシステムでもそうだとは言えない。昨今のように他モジュールや他サービスの利用が進むと、全体的なバグのコントロールはもちろん、(意図した時期のリリースのような)管理さえ難しくなる。

ソフトウェア開発以外でも製品企画や製品出荷、製品製造でも似たような事は発生して、いわゆる”過剰品質”。主体が品証とは限らないけど、声高に高品質が叫ばれ、商品化などがなかなか進まない。品証や品証気取り連中の、言わば暴走。

生物が生きてくために免疫は必要だけど、過剰になると弊害が大きくなる。しかも、その弊害が大きくなると直しにくい。(過度の)過剰品質は、その組織体での問題であり、積極的に対処すべきと考える必要があろう。過剰品質の問題は以前から言われてはいるけど、小さな場合(軽い症状)ならまだ良いが、大きい場合(重篤なら)は根本的な治療が必要だし最悪その組織体がなくなることも考えた方が良い。自己免疫疾がそうであるように、外見では自己免疫疾とは気づかない事もあるから要注意。

TVで「自己免疫疾患」が出て、つい考えてしまった。

Amazonでの過剰品質

1月 6, 2015 ソフトウェア, ソフトウェアテスト, 品質 |

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