2015年2月14日 (土)

修習技術者制度を考える

今日は日本技術士会での「修習技術者研究発表大会」への参加。修習技術者の研究発表もあったが、基本テーマは「修習技術者の修習のあり方について考える」 ~修習として何を身につければ良いのか~。

基本テーマの講演やパネル討論で多かったのが、技術士になった経緯や技術士での自己研鑽。もちろん、修習技術者などと技術士の自己研鑽が大きくは違わないけど、自分としては違いめいたものが聞ければと思って参加したので拍子抜け。あと、技術士会や技術士が、修習技術者に対して何ができるかとか何をすべきかも少し話が出ればと思ったけど、無かったように思う。

弁護士用語に「いそ弁」というのがある。そちらは弁護士新人が弁護士事務所に勤めること。医師にはインターン制度があった。インターン制度は医学部を卒業して無給で働くもので、昔はそれを経ないと国家試験を受けることができなかった。会計士の制度に、会計士と会計士補の制度があった。会計士補を経ないと会計士になれない。

技術士と、技術士補や修習技術者との関係って、会計士/会計士補の関係に近いかもしれない。ただ、大きくイメージが違うのは、後者が会計事務所に勤務しながら士を目指すが、技術士補が(個人)技術士事務所に勤務するケースは相当低いと思われる。企業内でのつながりや、知り合いとしてのつながりは多そうだが。

ましてや、修習技術者としては、どのようにして技術士を当てにするかなどが余り言われていない。つまり、JABEEなどで修習技術者にはなったものの、その先が見えていないというか、、、。企業内の技術士を探して研鑽することは考えられる/言えるけど、企業がJABEE卒業生に対して何らかのアドバンテージを示しているのか非常に疑問。転職サイトなどで、JABEE卒業生優遇とか修習技術者優遇とかを目にしたことが無い。(探せば見つかるかも知れないが、極端に数が少ないと思う。)

修習技術者もその辺りをストレートに言っても良さそうに思うが、あのような会合でもなかなか出てこなかった。その意味で、少し消化不良状態の大会参加となった。

2月 14, 2015 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月15日 (日)

ドラマや映画を見ながら、倫理(説明力)について考えてみた

昨日のブログ「研修会 技術者倫理と説明力」で書いた説明力のことをぼんやり反芻しつつ、録画していたTV番組を見ていたら、結構参考になったので紹介する。

一つ目はCSで再放送している、朝ドラ「梅ちゃん先生」。ヒロイン梅子が、医院を開業してしばらくしての回。前後を高速再生とかスキップしてるので不確かな所もあるが、ガンの患者に対して、入院しての治療を勧めるが反対される。その患者は自宅で最後を迎えたいと言う。

梅子は説得するが、受け入れてもらえない。結局梅子は、訪問治療することになる。また伏線として、生き別れ状態の娘さんがおり、知り合い経由で東北に住んでいることを知って、娘さん(と、先々にはその子=孫)と対面させる。

ドラマということもあるけど、説得の必死さが伝わって来た。最終的は説得は報われないが、相手に良かれと思われる別対応(訪問治療)も行う。医療だと技術の人達も少し違うかもしれないが、他の分野では何度か説得して駄目なら説得やアプローチ自体を止めてしまうだろう。ふとそんな事を思った。

一般的に、達成できなかった時や達成のためのリスクに対して、代替手段を考える事は良く行われる。このドラマを見て、達成できなかった時に、相手のための手段を”捻り出す”気持ちは持っておくべきかと考えた。上手く一般論的なメソッド化は難しいかもしれないが、、、。


二つ目は衛星放送で目にした映画「聖職の碑(いしぶみ)」。

大正時代に長野県で実際に発生した、尋常高等小学校の行事での山岳遭難を映画化したもの。子供たちを含む総計11名の尊い命が失われた。新田次郎の原作で、鶴田浩二主演。撮影が木村大作で、最近での彼の監督した映画の関係もあって、BSで放送された。

木村を含め映画「八甲田山」のメンバーが多いし、原作も同じ新田次郎。似たような題材であったが、興行的には「八甲田山」に及ばなかった。やはり、複数の子供たちが死んでいくため、劇場で積極的に見ようという気持ちにはなれなかったのかもしれない。DVDなどで鑑賞できる今、自宅等で見るには抵抗は生まれないように思える。

映画でのストーリーでのいきさつは割愛するが、印象深かったのが、鶴田浩二演じる校長が学校行事の登山を実行しようとするものの、教員から反対されるシーン。賛成は少数。特に、映画の冒頭で校長や生徒と一緒にランニングする三浦友和が演じる教師も反対側で、個人的には意外だった。(小説では白樺派の絡みが書かれているようだが、それが関係しているのか?? ちなみに、笠智衆演じる元校長の、白樺派に関しての含蓄あるアドバイスも個人的には好きなシーン。)

校長が教員メンバーに切々と登山行事の必要性などを説くシーンは、多少驚かされた。つまり、登山行事ありきでストーリーが展開されると思っていたからだ。”説明力”と言うと、ついつい社員が管理職に説明する事などを想像するが、この映画では管理職が社員に説明するようなものだ。しかも校長が何度も丁寧に説明しようとする。途中で癇癪を起こすけど、まっ分からなくもない。へんな言い方だけど、いくつになっても”説明力”はアップしたほうが良いということかもしれない。

ただ、新製品や新サービスの開発そして組織改革に於いて、社長以外は皆反対だったというエピソードは少なくない。なので、社長のような人でも、他の人を説得する時はある。また、社長自らが社員に説明したりやり取りしたエピソードも少なくない。社長ばかりでなくて、部長や課長、あるいはリーダーなども発生する。説明力や説得力が必要なことを物語る。

また、教師以外に青年会員が同行するが、一部の会員は天候が悪化して逃げ出そうとする。腹立たしく感じる反面、人間の感情としては仕方ないのかもしれない。反対だった三浦演じる教師は、子供をかばいながらビバークする。意見対立しても、実施する時には最善を尽くすそんな行動は、参考にしておくべきかと思う。ちなみに、子供に自分のシャツを与えてかばいながら、校長は命を落としてしまう、、。

総計11名の尊い命が奪われた事で、マスコミの記事は学校側の準備不足を指摘するし、感情的な事も含めて校長への非難が集まる。なお、多少前向きに捉えられるのは、何年かして登山行事が復活する事だろう。ちなみに山は木曽駒ヶ岳で、この事件に関する遭難碑があるそうだ。

蛇足かもしれないが、この遭難事故での大きな原因は山小屋への放火。映画では、放火したらしい3人組の下山と生徒らが行き違うシーンがある。むしろ当時のマスコミは、その事も報道すべきだったろう。妙に学校責任ばかり追及するのもおかしい。どうも調べたら、昔は放火の類が他にもあったようだ。また、昨今でも山岳での植物の盗掘やちょっとした悪戯も少なくない。なんか報道とかで、問題の本質が見えなくなったり他に摺りかえられるのは、昔も今も似てるというか進歩してない気もする。


昨日でのグループ討議や、今日のドラマを見ながらの学習(?)は、説明力を考える意味で相当参考になった。こういったことは机上で学ぶとしても具体的なことを踏まえたり、討議やドラマや小説のシーンで具体的に見たり聞いたりしたほうが身について良い。そう感じた2日間だった。

6月 15, 2014 技術士, 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月14日 (土)

研修会 技術者倫理と説明力

今日は、日本技術士会の修習技術者研修会。
 https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/003083.html

その中での”グループ討議「技術者の説得における倫理」”が印象的だったので、ちょっと紹介。

対市民説得の事例をグループ内で1つ設定して、どう説得したか(するか)をまとめて発表するというもの。説得の項目を研修で受けた倫理の視点を踏まえる。ちなみに自己紹介を兼ねて各自の経験を述べてもらったけど、なかなか市民説得を直接経験した人はいなかった。商品説明などの切り口なら2,3人いるものの、グループ内での題材をどうするかがしばらく決まらなかった。

ちなみに、ひょんな行きがかり上、自分がグループでの取りまとめ役に近い立場になってしまった。技術士会の研修会はいくつか参加しているけど、見知らぬ人達とグループを形成してどうにか意見をまとめるというのは、自分には良い訓練になると思っている。限られた時間内でまとめなくてはいけないから、それも良い訓練。今回は、時間を結構意識して、上手くまとめることができたと思う。

自分達のグループの題材になったのは、道路工事。元ネタの提供の人は市民説得としては余りに小さな案件だったからと尻込みしてたけど、他のネタは市民説明とは程遠かったり公にしにくい題材だったりして、他の皆さんはほぼその道路工事が題材としてよいとの意見だった。まっ、多数決に近い状況で、その道路工事を題材にすることにした。

今まで市民説明や商品開発の経験のない人も、工事が行われる市民の立場で、こんな説明が欲しいとかこんな人がいる場合はどうするなどを提起してもらった。ある意味ペルソナ的な立場での意見。自分としては、そんなことも説明しないといけないのかな~、説得しないといけないのかな~と思えることも出たけど、まとめにはそんな意見も列挙してさらに深く議論した。

まとめもそれなりに良くて、講師からは好評を得た(と思う)。ただし、いつもの癖でポストイットに書いて模造紙に貼り付けるやり方で発表したが、今回の発表形態では、ちょっと見えにくかった。まっ、反省というか、発表を含めてトータル的なことを視野に入れて作業すべきと改めて感じた。


今回は、その後の情報交換会でも結構得るものがあった。同じグループでの1次試験合格者の中に、事務職という女性がいて驚いた。アルコールも入っていたのでざっくばらんに聞いたら、航空宇宙に興味があって勉強してたそうだ。事務職といっても、航空宇宙とかメーカーとかのそれではないそうだ。自己啓発の成果を試す意味で受験したとの事。酔ってたから「それで受かったら、専門の人に失礼かも」なんて笑いながら話した。一応、どんな風に試験対策したかは聞いたけど、ちょっと内緒^.^;。逆に真面目な話し、努力家だな~と感心した。

また情報交換会で、建築だったか土木の人に、グループ討議で出た市民の声の例を話した。結構内容的には、(考えられなくは無いけど)無茶振り。すると、その人は、「対応すべきかな」と言ってた。自分はどっちかというと要望切り捨てるべきとの考え。業界の方が、むしろ市民寄りなのかもしれない。

具体的なネタで意見交換すると、世間の相場的な考えと自分の考えとの対比になって非常に良いと考えた。教科書的に住民説明、そしてその対応が大事と言っても、切り捨てたりするものも少なくない。それがどの辺りにすべきか見極める訓練のひとつと思えば、良い研修会だったと言える。(製品開発とかの議論でよく起きるのは、次期尚早とか価格設定での意見。そんな議論時も、抽象的なことでなくて、具体的に議論して意見集約させるやり方にすべきと改めて感じた。)

蛇足:グループ討議の時だったか、医師倫理の話が出て、こちらは少し理解できなかった。どうやら、講演者資料に書かれていたアメリカでの医師倫理の項目を述べていたようだ。こちらは講演時のその時は、余り細かく聴いてなかった^.^;が、日本での医師倫理と少し違うような印象だった。以下にあるように、日本の医者の倫理要綱(「医の倫理綱領」)では、営利を目的としないとしている。
 http://www.med.or.jp/doctor/member/000967.html

  6.医師は医業にあたって営利を目的としない。

倫理のことを深掘りして具体的に議論するような時は、日本での倫理があればそれを記載した方が良さそうに感じた。つまり細部になると、海外と日本で、倫理観(倫理要綱)に差異があることが少なくない。

蛇足2:講演者のうち一人は、聞いた名前の人だし情報交換会で「どっかで会ったような、、」と思いながらも、ご挨拶するチャンスを逸してしまった。帰って名刺ファイルを探したら、昔とある委員でご一緒した人。講演者等で頭の隅に引っかかる人なら、名刺とかで確認しておくべきだな~と、これは今回の反省。

今日は倫理、そして説明力や説得力も、技術者が身につけておくべき分野であると実感した1日だった。

6月 14, 2014 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月 8日 (土)

青年技術士会 ディベート大会(第3回)

今日は、青年技術士交流実行委員会(青技)でのディベート大会への参加。ディベートテーマは、「小学生のスマホ利用は禁止すべき」か否か。

http://blog.goo.ne.jp/seineniinkai/e/c4faab30f5cd09d230377d0c68196878?fm=rss

今までディベートは2回開催されてて、いずれも参加した。そのため、多少心待ちにしてたイベント。参加の度に新しい発見というか、正確には新しい”パニック”が発生して、勉強になった。懇親会とかで、事務局の人に言ったことも含まれてるけど、一部追加とかしてメモの形で残しておく事にする。(ただし、どうも上手くまとめきれてない。後日、加筆修正するかもしれない。感想・反省・提案を区別した方が良いかもしれないが、どうもそれらが気持ち的に不明瞭なのが背景かと思う。)


まず、今回は少し積極的に考えてみようとなったきっかけが、放送大学での「技術者倫理」。

テキストが書店などで販売されている。

P3164075この放送の第15回(最終回)に登場したのが、NASAのスペースシャトル・チャレンジャー号での爆発事故の事例で取り上げられるボイジョリー氏。彼は、低温でOリングが性能を満足しない旨を、会社やNASAに述べる。本件は、技術者倫理の本には定番的に取り上げられている事例だ。

彼とのインタビューが紹介され、大学の単位取得のことが述べられた。たくさんの単位を取ったが、反省しているのは「コミュニケーション」の単位を取得しなかった点。彼は、公衆への説明などで、コミュニケーションは必須とし、書き方、ディベート、、、、全ての科目を取るべきだと言った。まっ、さすがに全ての単位取得は難しいなと思いながら、”ディベート”が出てきたのが少し驚きだった。

ある意味、座学で「技術者倫理」を学ぶのはよいとして、倫理を実践する時にコミュニケーションが必要となる。それを学ぶとか、実践の素養を身につける意味で、ディベートは非常によい場と感じた次第だ。

なおちょっと残念なことに、この放送大学のテキストには、ボイジョリー氏とのインタビューは掲載されてない。

また、たまたま目にしたのが、CS放送での「ディベート入門 実践編」。以下のYouTyubeで見ることができる。審査の人の紹介部分など若干放送と異なる部分があるが、ディベートそのものの部分は放送と同じと思う。

http://youtu.be/6CEAzMpOSwM
)

少し蛇足的だけど、本CS放送は、interlocalmedia(インターローカルメディア)というところの「政経マネジメント塾」という番組での回。九州というか鹿児島に関連する内容が少なくないし、今回の「ディベート入門」は、東京世田谷にある”岩崎学生寮”という鹿児島県出身のための学生寮での撮影。知り合いにもこの寮出身の人がいて、身近に感じた番組だった。

基礎編や実践編の放送で、少し勉強した。聞いてる分には理解したつもりでも、今回のテーマに関して自分で発表できそうかとなると別次元。放送自体は参考になったが、以前での経験もあって、ディベートは実践も合わせて勉強/レベルアップする必要があると改めて認識した。


さて、今回の青技でのディベート大会のテーマは、「小学生のスマホ利用は禁止すべき」か否か。参加前提で、ネットでの検索や新聞のスクラップなどを色々調査。自治体レベルでスマホを禁止しているところがあって認識を新たにしたり、スマホOSのシェアの再確認などは役だった。

青技のディベート大会が少し難しいのは、賛成/反対の立場の両方をこなす点。つまり、最初禁止すべきとの意見を述べた後で、次の回は禁止すべきではないとの意見を述べる。そのため2つの結論になるように、資料の振り分けというか、共通の資料と、賛成時に特に協調したい資料、反対時に特に協調したい資料をグルーピングした。

また、賛成と反対の両方の立場で発表するので、自分自身の気分を変えるために、一旦”変装”。実は前回は、ネタは仕込んでいたけど、実際に行わず懇親会で披露した。100円ショップでの変装グッズ。ただし、スポンジの鼻とグルグル図のメガネで、芳しく無かった。今回は、”付けひげ”。シールタイプで東急ハンズで売ってた。あとは、カーディガンを替える程度。(しかし、そんなことよりも、自分やグループでの論理的な組み立てや発表の仕方に労力を費やすべきだったと、ディベートが終わってから反省。)


会場では、以前の大会にも参加した顔なじみの人がポツリポツリ。係の人がグループ案を提示して、グループ内で議論。うちのグループは、最初は賛成(禁止すべき)側。

結論から言うと、最初の賛成(禁止すべき)側でも負けて、次の反対側(禁止すべきではない)側でも負けてしまった。つまり2敗。その後の懇親会などで、同じグループの人を含めて冗談っぽく愚痴ったりした。逆に、反省すべき事項もあるし、大会の運営的なことにも少し意見が出た。

で、チームとしての敗因と言えるかは?だけど、自分なりに考えたり他の人の話を聞いて事を踏まえて、経緯を。

1)自分たちのグループには、以前の青技ディベート参加者2人と未経験者2人。発表者をどうするかということになって、未経験者の人にやってもらうことにした。論理の一貫性を重視して、主となる考えに筋が通っていた方が良いとの考え。また、勉強を兼ねてるので、未経験者に体験してもらうのがよいだろうとの考え。

2)そのこともあって、我がチームは発表者が主となって発表し、他の人はサポートする考え。

3)対する相手チームは、最初の口火を切る人は決めてたものの、後は各自分担。

特に2回目の時は、相手チームは最初の口火を切る人が仕切って、分担を上手く回してた。

採点の人が陣形になぞらえて、相手チームが鶴翼(かくよく)の形でこちらが直線的と言ってたが、そのようなぶつかり合い。(ただし、こちらが2敗。)

4)今回の自分なりのパニックは、当初の発表(ディベートでは立論という)は6分だったが、発表者が早めに「他の皆さんから何かありますか?」と言われたこと。

正確には覚えてないが、3分程度過ぎで周りに振られたように思う。発表者と同じ事を再度述べるのも良くないだろうし、逆の意見を言うのはさらに良くない、、、。チームとして無言状態がしばらくあって、さらにパニック。

賛成と反対の立場を入れ替えた2回目でも少し似てしまい、2回目でも少しパニック。

一応自宅からストップウォッチを用意して、計時したんだが、、、。グッズなどよりも、立論での論理構成の組み合わせや時間配分なども事前検討すべきだった。(多少はやったんだが、結果的に不十分すぎたと言うこと。)

5)チーム編成は4人。なお、アドバイザーがいてコメントしてくれた。最初は事務局のアドバイザーと思って聞いていたけど、どうも実際は発表したい人だったようだ。その人とは懇親会等で話しをして、こちらのチームの一員のような意見を言ってくれた。運営として、その辺りははっきりしてた方が良かったかな。

6)今回のディベートの流れは、立論、尋問、反駁、結論という流れ。

相手チームは、結論時に、(他のディベート大会などでは時々行われてる)反駁2のような論理構成だった。特に相手チームの賛成と反対の立場を入れ替えた2回目は、そのものだった。

我々は、相手チームが勘違いしており、こちらが有利と思った。しかし採点者には相手チームの発言を理解していると評価され、高得点だったようだ。どうも懇親会で1人の採点者に聞いたら、採点者には採点用のチェックシートが配られてて、それに基づいて採点したそうだ。なので、「結論なのに反駁でまとめるのはおかしいでしょう」とこちらが言っても、採点用のチェクシートに則ったとしか返事できないと。分からなくもない。

逆に考えてみたら、そもそもディベートって、採点に対する意見の場がない。スポーツだと審判に対する不服のチャンスや観客のブーイングみたいなのがあるが、ディベートでは制度としても大会も定着してはいない。特にこの青技のディベート大会って、賛成と反対を入れ替えたりして独自的な部分もある。当日集まったグループがその場で立論等をまとめる必要があり、集中的なチーム形成や合意形成も独自的と言って良いだろう。その意味では、運営としても暗中模索的な面もあるので、色々意見を聞いて行くのが良さそうに感じた。


大会通じて提案的なものをまとめると以下の事項。

・ルールの提示

若い人の参加を促す意味でも、青技ディベート大会のルールを、ホームページや案内メールで提示した方が良いと考える。大会の直前に、口頭以外に紙に書いてものの掲示がOKかとか、資料を事前配布するが相手チームの資料も利用(引用)しても良いかなど。

当日での確認する事態も発生するだろうが、今まで明確になった事項を整理しておくだけでも有益と言える。

・チーム編成

発表に参加したい人がいて、説明があったか疑問だけど、チーム内議論に参加してきた。最初に参加したい人によるチームメンバーを決めて、ディベートで発表する人はその中で議論するなどが良さそうに思った。

本大会は、ディベート自体に参加したい人と観戦の人に大きく別れる気がする。ディベートに参加したい気持ちで来たのに、発表チームに加われないと不満も出てくるように感じた。

・中継

地方会員のために中継してみるのも良いかもしれない。録画ではなくて、当日のみの流しっぱなしが良さそう。レポート出すとCPD付与するとかを考えても良いだろう。中継による意見とかは次の参考になるかもしれない。

・ディベート後の意見交換

ディベート大会での採点に対する意見や、観戦の意見も参考にした方が良い。また、ディベートでの勝敗と、実際には賛成・反対のどちらが良さそうかも簡単に議論してもいいのかもしれない。後の方は、時間の関係で挙手程度になってしまいそうに思うが。(挙手の件は、今までも1,2回実践している気がする。)


いずれにしろ、技術者倫理というかそれに関係するコミュニケーションや説明責任の模擬体験という意味で、本大会は継続して実施して欲しいと思う。また、他にない試みもいくつか実施しているので、より良い大会に改善して行って欲しいと考える。

3月 8, 2014 技術士, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月13日 (土)

「コードクローン分析とその応用」

今日は日本技術士会と情報処理学会とのコラボの、表題の催しへ参加した。一般の人が見ることができて、細かいことが書いてあるのは、以下のITコーディネーターのページかもしれない。(技術士の場合は、ここでの料金とは別。)

https://wwu.itc.or.jp/fmi/xsl/seminar_guide_n/seminar_s02.xsl?ID=K13060730

大阪大学の井上先生自らの講義、しかもワークショップがあったので、掘り下げて学ぶことができた。

CCFinderとGeminiの説明があり、ワークショップもその両方を使っての分析だった。というか、今まで自分はGeminiの方を余り詳しく知らなかったが、クローン分析ではGeminiを使っての分析が(も)重要と認識した。(コードクローン分析の、裁判への資料への活用なども紹介もあって、なるほどと納得した。)

我々の班が分析したのは、Python。思った以上にクローンが多かった。どうも、OS毎や型毎の部分をコード生成している。スピード優先しているんだろう。#ifdef などを多用している感じ。で、多少自分の頭の中で、それならソースコードもだけど、プリプロセッサー前のソース“文”を処理できた方が良いのかな~とか、あれそうなると文字列変換とかが絡むとちょっと厄介か~とかが頭を駆け巡った。また、トークン数との表現とコード辺の数との表現の意味的な違いなどが的確に分からずについ色々考えて、分析でのアイデアとかまとめの際の作業が少しおぼつかなかった。

懇親会も開催されて、そちらで修士の方に、トークン数/コード辺の違いを聞いたりして多少は理解できた気がするけど、まだすっきり状態ではないかも。^.^; また、一時期のブーム的な状況と、現在とでは何が違うのか気になった。自分なりの解釈ではなんとなく、利用しているところは利用してるけど、その成果をなかなか発表しにくい感じ。経費的なこともあるし、その企業や製品群の開発方法やソースの“癖”とかに関係するので公にするのを躊躇するのかもしれない。

また、プリプロセッサー前のソース“文”での解析とか、知り合いの大阪大学出身と井上先生が年齢的にも近いから先生が知ってるか聞こうと思った。しかし、前者は自分なりに考えがまとまらないし、後者は卒業年や学部などが同じか考えているうちに、先生のお帰りになる時間になってしまった。(帰って調べたら、どうも同じ卒業年/学部のように思えてきた。学科も同じかも。知り合いに会う機会があれば、そちらで聞いてみようかな。 なお、懇親会なので、他の人との会話などもあってちょっと挨拶のタイミングを失ったのも大きな理由。)


振り返るとある意味、短時間というか少し分析が不十分だったかもしれないが、座学よりも非常に多くのことを学んだ気がする。今回のような学会とのコラボの催しへの参加は何度かあるけど、今回も有意義だった。

7月 13, 2013 ソフトウェア, 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月29日 (金)

JAXA見学

今日は、技術士会情報工学部門部会でのJAXA(宇宙航空研究開発機構)見学。相模原キャンパス。「はやぶさ」帰還後の公開時に自転車で門の所まで行った所で、場所的には馴染みにあるところ。

P6290414今回は自転車というわけには行かず。相模大野などからのバスにするか淵野辺駅からのバスや徒歩にするか悩んだけど、電車の接続が良かったこともあって結局淵野辺駅からの徒歩にした。

淵野辺駅の改札出ると、結構大きめのはやぶさの掲示。

P6290415P6290416JAXAまでの道なりに、衛星の写真など。そんなに数は多くなかったけど、道標になった。

P6290423P6290424棟のエントランスの左右。映画のポスターが飾ってあった。

部屋に集まった後は、2つに分かれて見学コース。係の人が説明してくれた。(当初予定されてた燃焼実験棟の見学は取りやめに。)

P6290418P6290421P6290425P6290427P6290428見学時の写真。

P6290430P6290431P6290432P6290433見学時の写真、その2。結構昔のロケットや設備の展示もあって、当時の苦労などが偲ばれた。熱気球などロケット以外の展示もあった。

写真での右端は、見学の少し前から個人的に興味を持った「あけぼの」。もう20年以上飛んでいる衛星。

見学の後に、講演もしてもらえた。計算工学センターの人。JEDI(ジェダイ)と聞こえた。

シミュレーションやスパコンの話が出て幅広いと感じた。逆に、話を聞きながら、ロケットのプロジェクトとの関わり合いがずっと気になっていた。つまり、組織的には燃焼とか色んな部門があって研究開発してる。ロケットのプロジェクトは、ある意味それらの組み合わせ。Q&Aの時間に聞いたら、(自分の理解では)ロケット側のプロジェクトマネージャーの依頼でシミュレーションやソフトウェア品質保証(改善)を行っているようだ。

Q&Aでは、他にもいくつかやり取りがあった。今回講演もアテンドできて良かったと思う。やっぱ現場の人の説明やQ&Aが出来たことは貴重。

帰りしなにちょっとしたグッズを頂戴した。衛星「あかつき」のシールなど。幹事さんと馴染みの方の計らいのようだ。


その後、淵野辺駅から少し離れたところで情報交換会。というか宴会。他部門の方とかいて、貴重な話も聞けて有意義だった。日本のノーベル受賞者2,3人の方のちょっとしたエピソードなどが聞けたのは、面白かった。なお、その後は有志で淵野辺駅近くで2次会。

jAXA見学、情報交換会と充実した半日だった。


補足:後で調べたら、2,3年前のクリテイカルソフトウェアワークショッフ(WOCS2009)でのJAXA講演の中の一人もJEDIの人だった。


6月 29, 2012 テクノロジー, 技術士, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年1月31日 (月)

CPDとPDUをやっと登録

やっと、2010年分や2009年分のCPDとPDUを登録した。どちらも資格継続のために必要なもの。ただし2つでは、登録必須とか資格喪失に直結するかは異なる。ちなみに、CPDは日本技術士会への登録で、PDUはPMIへの登録。

受講後の証明書の保管が余り良くなくて、それを整理するのに一苦労した。講演資料と一緒にしてるものがあったり、、、、。以前「これじゃいかん」とファイルを用意したけど、受講証明ってA4用紙に書かれているもの以外に、小さな領収書に代えるものが少なくなくて整理がしにくい。そのこともあって、保管整理が行き届いてなかった。領収書をクリアファイルの3ポケットタイプに入れたりしてたけど、A41枚や他の3ポケットでの講習と混在するので検索がしにくいし、日付順などに並べにくい。結局これからは、A4の1ポケットに統一することにした。

CPDの方は、日本語サイトということや以前から入力しているので慣れていた。自分でも覚えてなかったけど、2009年の途中までは入力済みだったのも気が楽になった。(当初のCPD登録は、システムの使い勝手が悪かったけど、今のシステムは個人的には満足。)

逆に、厄介だったのがPDUの登録。イベントや講習で「日本語の説明サイトがありますよ」と言われて簡単な資料なども貰ったけど、実際登録しようとすると色々不明なことが出てきた。自分の頭の整理も含めて参照したサイトを書いておくと、、、、。

・PMI日本支部での「PDUの申請について」

http://www.pmi-japan.org/pmp_license/renewal/pdu.php

以下の2つが参考になるけど、ここでの「入力ガイド」は、あくまでPMIJでのセミナー受講での例。

【最新版】PDU登録入力ガイド
【最新版】2010年10月版:PDU登録カテゴリー

・PMIの実際の申請のページ。

http://www.pmi.org/Certification/Maintain-Your-Credential.aspx

・「PMP資格更新のためのPDU申請マニュアル」

じゃ、PMIJでのセミナー受講以外の社内でのプロジェクトマネジメント活動とかはどう記載するんだろうと思って、たどりついたのが以下。教育系の会社?でのページみたいだけど、各カテゴリーでの例が書かれているのが良い。

http://pdupointget.web.fc2.com/about.html


また分かるとたいしたことないんだけど、受講時での受講証明書に、以下の2つがどっちか分かるようになってない。

 Provider number
 Activity Number

日本支部のガイドでの例に”C152”、"TK0401"って書かれているが、C152の方がProvider numberだとはすぐには分からない。自分貰った受講証明書のどれも、2つを並べて書いてるだけで、どっちがどっちか分からない。自分の場合は、2つとも数字のみというケースもあった。Provider numbe:C152とか書いてあると良いのにと思った次第。あるいは、理由があって明記してないのか??


いずれにしろ、ちょっと一段落。ただし、いくつか見つけてない受講証明書があったので、探すつもりだ。それにしても、今回は2つの継続教育のための登録だったけど、この類の資格をいくつも持ってる人達は大変だろうな~と感じた。

1月 31, 2011 プロジェクトマネジメント, プロジェクト管理, 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月15日 (土)

技術士会+情報処理学会の「ソフトウェアテスト」

今日は、第2回技術士会情報工学部会と情報処理学会とのCPDのコラボレーションで、機械振興会館。

詳しくは、こちらを。

まずは、有澤誠先生の話で、1時間。実は、このお話を楽しみにしていた次第。有澤先生が、ソフトウェアテストに関して語るというのも珍しいはず。なお有澤誠先生は、今は慶応大学とのこと。

ちなみに案内で、「Roger Pressmanの教科書(第6版)」を元に解説すると書いてあった。前から、買おうかは悩んでいた本。(価値は認めてるんだけど、他の本の購入などもあって財政的な懸念で断念していた。) 今回のイベントが引き金になって購入へ。結構見ている本だったけど、職場の最寄り駅のちょっと大き目の本屋にない。会社の本屋さんに注文したら、13日入荷予定ということでちょっと微妙。キャンセルしてアマゾンに注文。でもそちらでも13日、しかも延びてしまい結局14日前日に届いた。教科書として使われているだろうから在庫はあると思っていたが、品薄? あるいは、こんな本も専門書として流通量が少ないのかも。

開始時刻ちょうどに到着したら、3つ席のテーブル、全テーブルが2つ席が埋まった状態。どこか間に入ろうか、最前列にしようか少し悩んでいたら、情報処理学会技術士委員会の知り合いが手招き。2列目の席で聞けた。

有澤先生の話は、ソフトウェアの包括的な話。時々KnuthのTexでのバグやテスト方法の話が出て、いわゆる一般的なソフトウェアテストの話と違うところと感じた。また、時々飛び出す昔(?)話が面白かった。電総研時代のデバッグというかレビューの体験談など。斉藤(信夫のこと?)さんや、山梨大学の頃の生徒の話。全社は、有澤さんがソースの事を説明するのを上の空のように聞いていたが、急に「そこもう一度」とか言われて見直したらバグがあったというもの。後者は、昔オブジェクトをカセットテープに記録した頃、そのテープを聞いておかしい所を言う人がいたというもの。どちらも、何故だかの明確な理由は分からないようだけど、、、。

Knuthは授業で問題出して、すぐに回答も用意していたとの話。ソースコードを読むのは5000行くらい(本一冊)が限界だろうとの話なども紹介された。


有澤先生の後が、ワークショップ。5つのグループに分かれて、ある仮想的な要求仕様書からテストケースを導くもの。ITSSのプロジェクトスキルマッチングシステムというもの。仕様書は、文、モデル図、インスタンス、シーケンス図など。

そのシステムの1部のテストだけど、サブシステム#1、#2、#3があるが、資料で番号の間違いがあることや、テスト範囲が#1のみである事が的確に伝わらなかったみたいで混乱。(我々の場合は、最初に皆で確認、講師にも確認したけど)

モデル図で、システムがある程度分かるはずなのに、駄目。同じグループに近い年代の人もいたけど、我々の世代だとそこまでモデル図に親しんで無いとのことを意味するので、ちょっと反省。

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我々のグループは、技術士2名、ITコーディネータ1名、情報処理学会系(会社員)4名という構成だったはず。皆さんから、結構鋭い指摘がいくつかあった。ただし時間無くて、細部のテストケースにまで落とせなかった。正しくない社員番号などと書いて、具体的な値まで書けなかったというもの。また、本当はポストイットでの記載を整理してペン書きすべきだったけど、ポストイットの貼りなおしとか画面名をペン書きした程度。

ただ、結構全般的な視点での説明やテストの観点を整理したので、発表/講評では、もと慶応(今は帝京)の大岩先生から良い面を指摘された。少し恥ずかしかったけど。

講評で、結構辛らつな意見交換もあった。実は、その理由の1つに「単体テスト」の言葉の意味の取り違えもあったんだけど。総じて、技術士メンバーが多くの学会の人たちと交流する事は、良い事と感じた。新鮮だし、逆に、こちらも刺激を提示できるようにしたいもの。(概述の、モデル図に慣れておくべきは個人的な課題かな~と感じた。)


懇親会は、機械振興会館の地下。当然参加。有澤先生とも少しお話した。自分の出身学校での授業があったか確認したけど、大学院での1年間だったとのこと。先週から授業があったような気がして、同窓会MLに流したけど、勘違いと判明。どうも著者名とか、研究室の先生との共著の関係で間違っていたみたい。

あっ、懇親会での真面目なネタとしては、「組込みでのセンサーはアクターか?」というのがあった。半々かな。個人的には当然アクターになると思っていたら、不確実とか双方向性のやり取りがあるもののみをアクターにすべきとの意見があった。


その後も、(有志で)神谷町駅界隈で飲み会。そっちでの話も有意義。

11月 15, 2008 ソフトウェア, 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月28日 (土)

「食品企業の信頼性向上への対策」講演会

今日は、技術士会の講演で、東京海洋大学へ。

昔、東京水産大学の頃に1回行ったことある気がするけど、全然回りが変わった。結局少し道を間違えて数分遅刻。構内の掲示に潜水実習科目の件があったり標本の建物があったりと、畑違いなせいか新鮮。

会場は、なんか、懐かしい昔の国立大学の部屋coldsweats01そのもの。冷房が入っているのが、我々の頃との大きな違い。

そこへ、びっしりと人が埋まってたから、さらに驚き。3人掛けの真ん中の席が空いてはいたが、今から割り込むのも気が引けて、後ろでパイプ椅子を取り出して聞いた。(途中で知り合いの窓口の人が席代わってくれたけど。)


「食品企業の信頼性向上への対策」講演会  イメージ貼っておこう→taurusfishpig

場 所: 東京海洋大学・品川キャンバス

主 催: 社団法人 日本技術士会
(農業部会、水産部会、生物工学部会等食品関連部会およびプロジェクトチーム「食品技術士センター」、「食品産業関連技術懇話会」)

募集定員:120名

1)食品企業のコンプライアンスの徹底について

農林水産省食品産業振興課の人

2)雪印乳業に於けるコンプライアンス・CSR経営

雪印乳業株式会社の人


1)の話は、冒頭は、海外の日本食ブームの件。美しさとか最初に全部がそろうことが多いので豪華に感じるとか、、。また、中国とかでは、お菓子のパッケージに日本語の表示を付けるのが流行っている話が出た。MADE IN JAPANは書かないんだけど、日本語だと日本製をイメージするためとか。(つまり、食品も日本の高品質は浸透しているとのこと。で、じゃソフトはとか、昨今の偽装問題はとかに思いをはせた。)

で、そこまではプラス要因。逆に国内は、零細企業が多いとか低利益率のマイナス要因の話が。そして信頼性向上のための取り組みが紹介された。結構わかりやすい資料も作成しているが、それをどう広めるかが課題とか。業界団体へまずは説明しているようだけど。

2)の話は、雪印の数年以上前の食中毒事件と牛肉偽装事件、そしてその後の信用回復のための取り組みの話。企業存亡の瀬戸際までいった話なので、非常に参考になった。こんな講演の場でしか聞けないような話もあり、ソフトウェアの信頼性向上活動とかでも流用できそうなこととか、チェックが必要な事項も少なくなかった。

説明の際に(自分だけかもしれないけど)、水を打ったようようにシーンとなる時が何度かあった。聴講していたのは技術士の人や大学の人もいたと思うけど、企業内に努めている人も少なくなかっただろうから、いつわが身に振りかかるかといった思いがあったり、身の周りの取り組みとの対比を行っていたんだろう。

話も実例が多かったり、構内の掲示を見て、以前事件後に雪印内で講演してもらった人を思い出し、その人とのエピソードなどもあって資料の説明に終始しなかったのも良かった(と個人的には)思う。

行動基準とかCSR取り組みの冊子をもらう。行動基準が30ページ、CSR取り組み(活動報告書)が44ページ。ページが多ければいいという代物でもないだろうけど、個人的には具体的で好感持てた。逆に、ソフトウェアの信頼性向上活動との対比をついついして、そんなことやってる企業少ないよな~と考え込んでしまった。

事件以降の体制見直しで、ちょっとした(出荷前の)回収騒ぎが事例として話が出た。結論的にいえば、用具管理という基本的なことが守られていなかったため。基本的なことをやっていれば、早期に未然防止できたはずというもの。やはり、”慣れ”てしまう恐ろしさを述べていらした。 恒常的にどうするかは、どの分野でも課題だな~。恒常的にと、そのチェックをどうするか、、、。

畑違いだったけど、有意義な一日だった。

6月 28, 2008 品質, 安心・安全, 技術, 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月26日 (火)

技術士 CPD申請有料化

今日のメールで驚いたのが、表題の「技術士 CPD申請有料化」。

CPD(Continuing Professional Development:継続教育)は、技術士等で資格価値を維持するために、継続的に勉強している事を明かすもの。中小企業診断士などでも、名前こそ違うが似た制度がある。いつ、どんな事をしたかをWeb経由で入力する。

で、その事自体は理解してるんだけど、今まで登録無料だった。それが、有料になるそうで連絡が来た。3月1日から。”平成20年”と書いてあったので、いつかなとカレンダーで確認したら、今年じゃん。coldsweats02 つまり今週末。

まいった~。実は、ToDoとして今年4月くらいから、ずっと気にしていたもの。

せめて半年前くらいの通知にして欲しい/欲しかった。そうでなくとも、3月1日は区切りが悪い。ちょっと事務局の人たちの感性を疑ってしまう。

2月 26, 2008 技術士 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月30日 (日)

日経エレクトロニクス 「かっこいいソフトウェア」

日経エレクトロニクス12月31日号の特集は、「かっこいいソフトウェア」。副題は、”人海戦術より「あこがれ」づくりを”。

日経エレクトロニクスって、今までもテスト志向や形式手法とかを特集したりと、結構先覚的?な事も取り上げている。その価値は十分認めた上での感想を。

冒頭は、TVを前に設計したことを誇らしげにする人と、もう片方のページはTVの組込みソフトを作ったという人。前者では、子供が「うわーお父さんスゴーイ!」。後者では「ふーん」。組み込みソフトウェアへのあこがれが、なくなっているとの問題意識。

記事では、上流設計やアーキテクトや教育の重要性に触れている。ソフトウェア技術者にとって参考となる部分も少なくない。

が、この本って、本来はハード屋さん向け。となると、その人たちの意識を変えるのが先じゃないのとふと思った。時々組込みの人と飲んだりすると、それに関する話題も少なくない。本記事でいうと、例えば、P86の問4の「報酬は、やりがいがあればそれほど問わない」に対して、そう思うは3割。7割が、そう思っていない。記事では3割が、報酬よりもやりがいを重視してると書いているが、逆に7割は報酬で報われてないと感じているという事。

ハードのお陰で、かっこいいソフトウェア構造が、めちゃくちゃになっていくのは想像に難くない。その意味で、”かっこいいソフトウェアにするために”、ハード(やメカ)屋としてどうしたらいいかと踏み込んでも良かったんじゃないかな。

といいつつ、バグなどでソフトウェアは、まだまだ分が悪いんだけど。


ちなみに、P62では、リコーの新人教育に触れている。見出しでは入社後1年間にわたってオブジェクト指向分析を教育。

なお、ネットで詳しく知ろうとしたら、以下の関連会社のページを発見、。
http://www.ricoh-soft.co.jp/recruit/graduate/education/index.html

情報処理のプロジェクトマネージャーの方が、PMPより高ランクとしている。プロジェクトマネージャーなどで奨励金100万円。ちなみに技術士(情報工学部門)で50万円。

12月 30, 2007 ソフトウェア, テクノロジー, 技術, 技術士, 書籍・雑誌 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月23日 (日)

はとバス藤川さん

今日のTBS「がっちりマンデー」は、”大好評!スゴイ社員 第4弾”。で、最後に登場したのは、はとバスの藤川さん。

実は、(まず間違いないと思うけど)一度バスガイドしてもらった。

http://blog-honda.cocolog-nifty.com/honsyakikou/2005/11/index.html

http://blog-honda.cocolog-nifty.com/gijyutuya_nikki/2005/11/index.html

2005年11月での、日本技術士会でのトヨタ見学+香嵐渓(こうらんけい)見学。ちなみに(私としては)なぜか、金属部会の方々と。

とにかくすごかった。足柄辺りから愛知に着くまで、ほぼしゃべりっぱなし。ネタが途切れない。実は愛知→東京への帰りでも、ガイドしようか/ガイドしてもらおうかとの話になったけど、皆さんお疲れでガイドなし。個人的には行きとどんな違いをしゃべってくれるか聞いてみたかったんだけど。

番組では、藤川さんが「これくらい勉強すれば大学受かったかも」と冗談言ってたけど、バスの中では皆さん驚いてた。(ただし、ガイド振りを知ってる人もいた様子だったけど)

あっ、そう言えば、バスの中で、お茶を出してくれた。最初は「うーん、今焼酎とか飲んでるから、、」とか思ってたけど、藤川さん薦めるならと飲んでみた。紙コップ。ところが、香りが全然違う。もう驚き。あれがほんとのお茶なんだ~、と今思い出しても心遣いなり工夫に頭が下がる。

ちなみに、その話を実家のお袋にしたら、1、2ヶ月前だったか旅行でのバスガイドさんの様子を話してくれた。そのガイドさんも、ずっとしゃべっていて旅行が楽しかったとのこと。ただし九州。

藤川さんに限らないけど、”スゴイ社員”が会社を支えたり、接した人たちの心が和む。

12月 23, 2007 技術士, 旅行・地域, 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月18日 (日)

PE資格と国籍

今朝の日経新聞に、「外国人残留許可の要件 ガイドライン作成へ」の記事が掲載されていた。2007”年度”中の公表を目指すと言う事なので、(最長、でも多分)これから1年かけて作業すると言う事だろう。

結構以前から事件にまでなっていることが少なくないので、今まで作業してなかったのが不思議なくらい。オフショア関連の会合(とか、集まりの後の雑談など)で許可の不明確さの話しはよく聞いていたし、産業界からの意見がマスコミにも登場することが少なくなかった。(予算が足りなかったと言う事? そのための国会予算委員会だろうけど、なんかテーマすり替え会議というかその他案件主体会議を見てるみたいな昨今。言い過ぎ?)

で、ふとアメリカ資格である”プロフェッショナル・エンジニア(Professional Engineer:略称P.E.)”と国籍の関係って、どうなんってるんだっけと疑問が湧いた。

登録が州毎とというのは知ってたけど、PEの前段階のFE受験で州ごとに要件が違うみたい。(以下は、PE受験の斡旋をする会社?のページ。)
http://www.pe-edu.com/whatpe608.html

以下も参考になるかも。(日本でのFE受験)
http://www.jpec2002.org/

対比的に、日本の技術士とか弁理士、医師、弁護士などの資格試験をもう一度見てみたけど、国籍は不問。外国人登録原票記載事項証明書が必要なケースがある程度。(他の資格によっては国籍を要件とするケースあるかも、、。勘違いならごめん。ただし、弁護士など昔と比較すると変わったのは事実。)

アメリカのPE制度よりずっと日本の技術資格制度、さらには色んな資格の門戸開放が進んでると思う。(アメリカの弁護士資格とか会計士資格の取得とか、留学しての学位取得は話題となるけど、それに比較してPE取得が話題性に乏しいのはそのあたりの事情かな。)

3月 18, 2007 技術, 技術士, 新聞, 科学・技術, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 2日 (金)

エンジのプロジェクトマネジメント

今日は、技術士会の会合で、建設・土木でのプロジェクトマネジメントの話を聞く。

IT分野でのプロジェクトマネジメントは非常に立ち遅れているので、以前から、エンジ部門の人たちから話を聞きたいと思っていた。会合が決まって、ぜひ参加したいと思った。プロマネでのフォーラムとか学会で話しを聞くケースはあるけど、技法的話が多いので勘所を聞きたかった。

都合で途中からしか聞けなかったが、懇親会では席が隣になり講演者と結構ざっくばらんにお話できた。

懇親会会場へ向かう途中で「荒くれ男たちのコントロール方法は?」と聞いたら、ちょっと怒られてしまった。思うほど作業者は無法者でない。自分自身も分かっていて、その背景などを会話を通じて聞いていった。最近IT従事者には、セキュリティとか納期とかでコンプライアンスをまったく理解してない人の事件が少なくない。

やはり、業界の教育なり根本的なことの徹底が違うのだろう。具体的には、納期に対する考え。講演では、工事の際の警備や誘導の人たちの挙動で、成功するプロジェクトか分かるとの話しがあった。そうだと思う。

また、プロジェクト管理での技法などにも話が及んだ。講演者は、技法よりも、根本的なこと=危機への対応力とか解決しようとする意識の問題を言ってらした。

2月 2, 2007 テクノロジー, プロジェクト管理, 技術, 技術士, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月28日 (木)

月刊「技術士」 元宇宙飛行士”毛利”さんの講演とFFP

月刊「技術士」2007年1月号を読んだ。

・元宇宙飛行士”毛利”さんの講演

目次は毛利館長との記載だったので、一瞬誰かと思ったが、元宇宙飛行士の毛利さん。現在、お台場の日本科学未来館の館長。

9月に開催された技術士全国大会での、講演の様子が紹介されていた。印象深かったのは、実験装置の組み立てを日本でやったこと。あまりに複雑で、NASAから一旦日本に戻して組み立てたそうだ。日本の組み立て技術のすばらしさ。また、合理的な判断のNASAもすごい。(後者は、どうもアメリカとかが好きになれない私としては考えを少し直さないといけない。)

他に、スズの結晶生成の話が面白かった。当初失敗したと思い、技術者とも疎遠になっていたそうだ。ところが、しばらくして予想に反してうまく行ったことが判明したそうだ。

TV等での毛利さんの話は地球の環境とかの話しが多く、上のような技術分野を掘り下げた話は少ないように思う。

子供たちの理科離れが数年前から話題となっている。でも、最近は、TVでの理科実験の場面が増えたり、それに関する本も多く出版されている。ある意味、土台が少し出来つつあるように思う。

が、その上への取り組みが乏しい。物理とか化学といったレベルでの理科離れへの歯止め。理科実験はバラエティ番組で取り上げても、物理オリンピック等での活躍は取り上げられることは少ない。

日本技術士会も、今回のような講演は、(中学生や)高校生を含めて聞ける様にすればいいのかもしれないが、課題が少なくないな~。


・もう一つは、ソフトウェア機能規模の論文

FFP(フルファンクションポイント)などのことを、コンパクトにまとめたもの。FPはそれなりに押さえていたつもりだったが、規格化などでちゃんと認識していなかったことも少なくなかった。その意味で役立った。


それにしても、月刊「技術士」に関しては、日本技術士会のページでは表紙の画像がある程度。せめて目次くらいは列挙しておけばいいのに。次回の会合の時にでも言おうかな。医師会とか税理士会、弁理士会とかのページ(あるいはさおの関連ページ)で、目次とか内容が読めるんだが。

12月 28, 2006 ソフトウェア, テクノロジー, 技術, 技術士, 書籍・雑誌, 科学・技術, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月19日 (火)

日経 人間発見 畑村さん

日経新聞の夕刊の「人間発見」のコラムだが、昨日から失敗学の畑村さん。今日は日立時代のパワーシャベルの話など、畑村さんの若い頃の話しが出て面白かった。

おととし、技術士会関連で、畑村さんの講演を聞いた。結構面白かった。

http://www.kogakuin.ac.jp/events/200501/2201.html

その時、初めて工学院大学に入った。普段、新宿の高層ビルに向かったりする時に何度も脇を通るんだが、学内(といっても巨大なビル)に入ったのは最初。

残念ながら、失敗学がこれだけ脚光を帯びているのに、”失敗”が急に減ったように思えない。高度化が進み過ぎるのか、失敗やリスクが広がっているのか、昔ならベテランなどで歯止めがかかったのに歯止めが少なくなったのか、、、。

12月 19, 2006 テクノロジー, 品質, 技術士, 科学技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月16日 (土)

公認会計士に通報義務へ

今朝の日経新聞だと、公認会計士に不正通報義務を課す方向との事。2008年年度の導入を目指し、証券取引法などの改正。

自分の資格関係では、証券取引法細部の法律改正をおさえておく必要は無い。商法改正が一段落したのに、また改正があるので、会計士さんなども大変だと思う。でも、逆にその分メリットある資格ではある。(会計事務所自体の騒動に巻き込まれなければ。)

技術士の倫理関係で、通報に関する法律化などが話題となった。通報そのものの秘匿性などは法律化されたはず。(うっ、法律名をちゃんと覚えて無い。いかん。) それを義務化して法律改正しようとすることが、会計士なり金融監督局のすごいところ。

ちょっと愚痴っぽく/いちゃもんっぽくなるけど、教育での理工離れと同様、社会の重要度認識も理工離れなのかもしれない。

12月 16, 2006 ニュース, 品質, 技術士, 経済・政治・国際 | | コメント (0) | トラックバック (0)