2015年2月14日 (土)

修習技術者制度を考える

今日は日本技術士会での「修習技術者研究発表大会」への参加。修習技術者の研究発表もあったが、基本テーマは「修習技術者の修習のあり方について考える」 ~修習として何を身につければ良いのか~。

 

基本テーマの講演やパネル討論で多かったのが、技術士になった経緯や技術士での自己研鑽。もちろん、修習技術者などと技術士の自己研鑽が大きくは違わないけど、自分としては違いめいたものが聞ければと思って参加したので拍子抜け。あと、技術士会や技術士が、修習技術者に対して何ができるかとか何をすべきかも少し話が出ればと思ったけど、無かったように思う。

 

弁護士用語に「いそ弁」というのがある。そちらは弁護士新人が弁護士事務所に勤めること。医師にはインターン制度があった。インターン制度は医学部を卒業して無給で働くもので、昔はそれを経ないと国家試験を受けることができなかった。会計士の制度に、会計士と会計士補の制度があった。会計士補を経ないと会計士になれない。

 

技術士と、技術士補や修習技術者との関係って、会計士/会計士補の関係に近いかもしれない。ただ、大きくイメージが違うのは、後者が会計事務所に勤務しながら士を目指すが、技術士補が(個人)技術士事務所に勤務するケースは相当低いと思われる。企業内でのつながりや、知り合いとしてのつながりは多そうだが。

 

ましてや、修習技術者としては、どのようにして技術士を当てにするかなどが余り言われていない。つまり、JABEEなどで修習技術者にはなったものの、その先が見えていないというか、、、。企業内の技術士を探して研鑽することは考えられる/言えるけど、企業がJABEE卒業生に対して何らかのアドバンテージを示しているのか非常に疑問。転職サイトなどで、JABEE卒業生優遇とか修習技術者優遇とかを目にしたことが無い。(探せば見つかるかも知れないが、極端に数が少ないと思う。)

 

修習技術者もその辺りをストレートに言っても良さそうに思うが、あのような会合でもなかなか出てこなかった。その意味で、少し消化不良状態の大会参加となった。

 

2月 14, 2015 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月15日 (日)

ドラマや映画を見ながら、倫理(説明力)について考えてみた

昨日のブログ「研修会 技術者倫理と説明力」で書いた説明力のことをぼんやり反芻しつつ、録画していたTV番組を見ていたら、結構参考になったので紹介する。

一つ目はCSで再放送している、朝ドラ「梅ちゃん先生」。ヒロイン梅子が、医院を開業してしばらくしての回。前後を高速再生とかスキップしてるので不確かな所もあるが、ガンの患者に対して、入院しての治療を勧めるが反対される。その患者は自宅で最後を迎えたいと言う。

梅子は説得するが、受け入れてもらえない。結局梅子は、訪問治療することになる。また伏線として、生き別れ状態の娘さんがおり、知り合い経由で東北に住んでいることを知って、娘さん(と、先々にはその子=孫)と対面させる。

ドラマということもあるけど、説得の必死さが伝わって来た。最終的は説得は報われないが、相手に良かれと思われる別対応(訪問治療)も行う。医療だと技術の人達も少し違うかもしれないが、他の分野では何度か説得して駄目なら説得やアプローチ自体を止めてしまうだろう。ふとそんな事を思った。

一般的に、達成できなかった時や達成のためのリスクに対して、代替手段を考える事は良く行われる。このドラマを見て、達成できなかった時に、相手のための手段を”捻り出す”気持ちは持っておくべきかと考えた。上手く一般論的なメソッド化は難しいかもしれないが、、、。


二つ目は衛星放送で目にした映画「聖職の碑(いしぶみ)」。

大正時代に長野県で実際に発生した、尋常高等小学校の行事での山岳遭難を映画化したもの。子供たちを含む総計11名の尊い命が失われた。新田次郎の原作で、鶴田浩二主演。撮影が木村大作で、最近での彼の監督した映画の関係もあって、BSで放送された。

木村を含め映画「八甲田山」のメンバーが多いし、原作も同じ新田次郎。似たような題材であったが、興行的には「八甲田山」に及ばなかった。やはり、複数の子供たちが死んでいくため、劇場で積極的に見ようという気持ちにはなれなかったのかもしれない。DVDなどで鑑賞できる今、自宅等で見るには抵抗は生まれないように思える。

映画でのストーリーでのいきさつは割愛するが、印象深かったのが、鶴田浩二演じる校長が学校行事の登山を実行しようとするものの、教員から反対されるシーン。賛成は少数。特に、映画の冒頭で校長や生徒と一緒にランニングする三浦友和が演じる教師も反対側で、個人的には意外だった。(小説では白樺派の絡みが書かれているようだが、それが関係しているのか?? ちなみに、笠智衆演じる元校長の、白樺派に関しての含蓄あるアドバイスも個人的には好きなシーン。)

校長が教員メンバーに切々と登山行事の必要性などを説くシーンは、多少驚かされた。つまり、登山行事ありきでストーリーが展開されると思っていたからだ。”説明力”と言うと、ついつい社員が管理職に説明する事などを想像するが、この映画では管理職が社員に説明するようなものだ。しかも校長が何度も丁寧に説明しようとする。途中で癇癪を起こすけど、まっ分からなくもない。へんな言い方だけど、いくつになっても”説明力”はアップしたほうが良いということかもしれない。

ただ、新製品や新サービスの開発そして組織改革に於いて、社長以外は皆反対だったというエピソードは少なくない。なので、社長のような人でも、他の人を説得する時はある。また、社長自らが社員に説明したりやり取りしたエピソードも少なくない。社長ばかりでなくて、部長や課長、あるいはリーダーなども発生する。説明力や説得力が必要なことを物語る。

また、教師以外に青年会員が同行するが、一部の会員は天候が悪化して逃げ出そうとする。腹立たしく感じる反面、人間の感情としては仕方ないのかもしれない。反対だった三浦演じる教師は、子供をかばいながらビバークする。意見対立しても、実施する時には最善を尽くすそんな行動は、参考にしておくべきかと思う。ちなみに、子供に自分のシャツを与えてかばいながら、校長は命を落としてしまう、、。

総計11名の尊い命が奪われた事で、マスコミの記事は学校側の準備不足を指摘するし、感情的な事も含めて校長への非難が集まる。なお、多少前向きに捉えられるのは、何年かして登山行事が復活する事だろう。ちなみに山は木曽駒ヶ岳で、この事件に関する遭難碑があるそうだ。

蛇足かもしれないが、この遭難事故での大きな原因は山小屋への放火。映画では、放火したらしい3人組の下山と生徒らが行き違うシーンがある。むしろ当時のマスコミは、その事も報道すべきだったろう。妙に学校責任ばかり追及するのもおかしい。どうも調べたら、昔は放火の類が他にもあったようだ。また、昨今でも山岳での植物の盗掘やちょっとした悪戯も少なくない。なんか報道とかで、問題の本質が見えなくなったり他に摺りかえられるのは、昔も今も似てるというか進歩してない気もする。


昨日でのグループ討議や、今日のドラマを見ながらの学習(?)は、説明力を考える意味で相当参考になった。こういったことは机上で学ぶとしても具体的なことを踏まえたり、討議やドラマや小説のシーンで具体的に見たり聞いたりしたほうが身について良い。そう感じた2日間だった。

6月 15, 2014 映画・テレビ技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月14日 (土)

研修会 技術者倫理と説明力

今日は、日本技術士会の修習技術者研修会。
 https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/003083.html

その中での”グループ討議「技術者の説得における倫理」”が印象的だったので、ちょっと紹介。

対市民説得の事例をグループ内で1つ設定して、どう説得したか(するか)をまとめて発表するというもの。説得の項目を研修で受けた倫理の視点を踏まえる。ちなみに自己紹介を兼ねて各自の経験を述べてもらったけど、なかなか市民説得を直接経験した人はいなかった。商品説明などの切り口なら2,3人いるものの、グループ内での題材をどうするかがしばらく決まらなかった。

ちなみに、ひょんな行きがかり上、自分がグループでの取りまとめ役に近い立場になってしまった。技術士会の研修会はいくつか参加しているけど、見知らぬ人達とグループを形成してどうにか意見をまとめるというのは、自分には良い訓練になると思っている。限られた時間内でまとめなくてはいけないから、それも良い訓練。今回は、時間を結構意識して、上手くまとめることができたと思う。

自分達のグループの題材になったのは、道路工事。元ネタの提供の人は市民説得としては余りに小さな案件だったからと尻込みしてたけど、他のネタは市民説明とは程遠かったり公にしにくい題材だったりして、他の皆さんはほぼその道路工事が題材としてよいとの意見だった。まっ、多数決に近い状況で、その道路工事を題材にすることにした。

今まで市民説明や商品開発の経験のない人も、工事が行われる市民の立場で、こんな説明が欲しいとかこんな人がいる場合はどうするなどを提起してもらった。ある意味ペルソナ的な立場での意見。自分としては、そんなことも説明しないといけないのかな~、説得しないといけないのかな~と思えることも出たけど、まとめにはそんな意見も列挙してさらに深く議論した。

まとめもそれなりに良くて、講師からは好評を得た(と思う)。ただし、いつもの癖でポストイットに書いて模造紙に貼り付けるやり方で発表したが、今回の発表形態では、ちょっと見えにくかった。まっ、反省というか、発表を含めてトータル的なことを視野に入れて作業すべきと改めて感じた。


今回は、その後の情報交換会でも結構得るものがあった。同じグループでの1次試験合格者の中に、事務職という女性がいて驚いた。アルコールも入っていたのでざっくばらんに聞いたら、航空宇宙に興味があって勉強してたそうだ。事務職といっても、航空宇宙とかメーカーとかのそれではないそうだ。自己啓発の成果を試す意味で受験したとの事。酔ってたから「それで受かったら、専門の人に失礼かも」なんて笑いながら話した。一応、どんな風に試験対策したかは聞いたけど、ちょっと内緒^.^;。逆に真面目な話し、努力家だな~と感心した。

また情報交換会で、建築だったか土木の人に、グループ討議で出た市民の声の例を話した。結構内容的には、(考えられなくは無いけど)無茶振り。すると、その人は、「対応すべきかな」と言ってた。自分はどっちかというと要望切り捨てるべきとの考え。業界の方が、むしろ市民寄りなのかもしれない。

具体的なネタで意見交換すると、世間の相場的な考えと自分の考えとの対比になって非常に良いと考えた。教科書的に住民説明、そしてその対応が大事と言っても、切り捨てたりするものも少なくない。それがどの辺りにすべきか見極める訓練のひとつと思えば、良い研修会だったと言える。(製品開発とかの議論でよく起きるのは、次期尚早とか価格設定での意見。そんな議論時も、抽象的なことでなくて、具体的に議論して意見集約させるやり方にすべきと改めて感じた。)

蛇足:グループ討議の時だったか、医師倫理の話が出て、こちらは少し理解できなかった。どうやら、講演者資料に書かれていたアメリカでの医師倫理の項目を述べていたようだ。こちらは講演時のその時は、余り細かく聴いてなかった^.^;が、日本での医師倫理と少し違うような印象だった。以下にあるように、日本の医者の倫理要綱(「医の倫理綱領」)では、営利を目的としないとしている。
 http://www.med.or.jp/doctor/member/000967.html

  6.医師は医業にあたって営利を目的としない。

倫理のことを深掘りして具体的に議論するような時は、日本での倫理があればそれを記載した方が良さそうに感じた。つまり細部になると、海外と日本で、倫理観(倫理要綱)に差異があることが少なくない。

蛇足2:講演者のうち一人は、聞いた名前の人だし情報交換会で「どっかで会ったような、、」と思いながらも、ご挨拶するチャンスを逸してしまった。帰って名刺ファイルを探したら、昔とある委員でご一緒した人。講演者等で頭の隅に引っかかる人なら、名刺とかで確認しておくべきだな~と、これは今回の反省。

今日は倫理、そして説明力や説得力も、技術者が身につけておくべき分野であると実感した1日だった。

6月 14, 2014 技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月 8日 (土)

青年技術士会 ディベート大会(第3回)

今日は、青年技術士交流実行委員会(青技)でのディベート大会への参加。ディベートテーマは、「小学生のスマホ利用は禁止すべき」か否か。

http://blog.goo.ne.jp/seineniinkai/e/c4faab30f5cd09d230377d0c68196878?fm=rss

今までディベートは2回開催されてて、いずれも参加した。そのため、多少心待ちにしてたイベント。参加の度に新しい発見というか、正確には新しい”パニック”が発生して、勉強になった。懇親会とかで、事務局の人に言ったことも含まれてるけど、一部追加とかしてメモの形で残しておく事にする。(ただし、どうも上手くまとめきれてない。後日、加筆修正するかもしれない。感想・反省・提案を区別した方が良いかもしれないが、どうもそれらが気持ち的に不明瞭なのが背景かと思う。)


まず、今回は少し積極的に考えてみようとなったきっかけが、放送大学での「技術者倫理」。

テキストが書店などで販売されている。

P3164075この放送の第15回(最終回)に登場したのが、NASAのスペースシャトル・チャレンジャー号での爆発事故の事例で取り上げられるボイジョリー氏。彼は、低温でOリングが性能を満足しない旨を、会社やNASAに述べる。本件は、技術者倫理の本には定番的に取り上げられている事例だ。

彼とのインタビューが紹介され、大学の単位取得のことが述べられた。たくさんの単位を取ったが、反省しているのは「コミュニケーション」の単位を取得しなかった点。彼は、公衆への説明などで、コミュニケーションは必須とし、書き方、ディベート、、、、全ての科目を取るべきだと言った。まっ、さすがに全ての単位取得は難しいなと思いながら、”ディベート”が出てきたのが少し驚きだった。

ある意味、座学で「技術者倫理」を学ぶのはよいとして、倫理を実践する時にコミュニケーションが必要となる。それを学ぶとか、実践の素養を身につける意味で、ディベートは非常によい場と感じた次第だ。

なおちょっと残念なことに、この放送大学のテキストには、ボイジョリー氏とのインタビューは掲載されてない。

また、たまたま目にしたのが、CS放送での「ディベート入門 実践編」。以下のYouTyubeで見ることができる。審査の人の紹介部分など若干放送と異なる部分があるが、ディベートそのものの部分は放送と同じと思う。

http://youtu.be/6CEAzMpOSwM
)

少し蛇足的だけど、本CS放送は、interlocalmedia(インターローカルメディア)というところの「政経マネジメント塾」という番組での回。九州というか鹿児島に関連する内容が少なくないし、今回の「ディベート入門」は、東京世田谷にある”岩崎学生寮”という鹿児島県出身のための学生寮での撮影。知り合いにもこの寮出身の人がいて、身近に感じた番組だった。

基礎編や実践編の放送で、少し勉強した。聞いてる分には理解したつもりでも、今回のテーマに関して自分で発表できそうかとなると別次元。放送自体は参考になったが、以前での経験もあって、ディベートは実践も合わせて勉強/レベルアップする必要があると改めて認識した。


さて、今回の青技でのディベート大会のテーマは、「小学生のスマホ利用は禁止すべき」か否か。参加前提で、ネットでの検索や新聞のスクラップなどを色々調査。自治体レベルでスマホを禁止しているところがあって認識を新たにしたり、スマホOSのシェアの再確認などは役だった。

青技のディベート大会が少し難しいのは、賛成/反対の立場の両方をこなす点。つまり、最初禁止すべきとの意見を述べた後で、次の回は禁止すべきではないとの意見を述べる。そのため2つの結論になるように、資料の振り分けというか、共通の資料と、賛成時に特に協調したい資料、反対時に特に協調したい資料をグルーピングした。

また、賛成と反対の両方の立場で発表するので、自分自身の気分を変えるために、一旦”変装”。実は前回は、ネタは仕込んでいたけど、実際に行わず懇親会で披露した。100円ショップでの変装グッズ。ただし、スポンジの鼻とグルグル図のメガネで、芳しく無かった。今回は、”付けひげ”。シールタイプで東急ハンズで売ってた。あとは、カーディガンを替える程度。(しかし、そんなことよりも、自分やグループでの論理的な組み立てや発表の仕方に労力を費やすべきだったと、ディベートが終わってから反省。)


会場では、以前の大会にも参加した顔なじみの人がポツリポツリ。係の人がグループ案を提示して、グループ内で議論。うちのグループは、最初は賛成(禁止すべき)側。

結論から言うと、最初の賛成(禁止すべき)側でも負けて、次の反対側(禁止すべきではない)側でも負けてしまった。つまり2敗。その後の懇親会などで、同じグループの人を含めて冗談っぽく愚痴ったりした。逆に、反省すべき事項もあるし、大会の運営的なことにも少し意見が出た。

で、チームとしての敗因と言えるかは?だけど、自分なりに考えたり他の人の話を聞いて事を踏まえて、経緯を。

1)自分たちのグループには、以前の青技ディベート参加者2人と未経験者2人。発表者をどうするかということになって、未経験者の人にやってもらうことにした。論理の一貫性を重視して、主となる考えに筋が通っていた方が良いとの考え。また、勉強を兼ねてるので、未経験者に体験してもらうのがよいだろうとの考え。

2)そのこともあって、我がチームは発表者が主となって発表し、他の人はサポートする考え。

3)対する相手チームは、最初の口火を切る人は決めてたものの、後は各自分担。

特に2回目の時は、相手チームは最初の口火を切る人が仕切って、分担を上手く回してた。

採点の人が陣形になぞらえて、相手チームが鶴翼(かくよく)の形でこちらが直線的と言ってたが、そのようなぶつかり合い。(ただし、こちらが2敗。)

4)今回の自分なりのパニックは、当初の発表(ディベートでは立論という)は6分だったが、発表者が早めに「他の皆さんから何かありますか?」と言われたこと。

正確には覚えてないが、3分程度過ぎで周りに振られたように思う。発表者と同じ事を再度述べるのも良くないだろうし、逆の意見を言うのはさらに良くない、、、。チームとして無言状態がしばらくあって、さらにパニック。

賛成と反対の立場を入れ替えた2回目でも少し似てしまい、2回目でも少しパニック。

一応自宅からストップウォッチを用意して、計時したんだが、、、。グッズなどよりも、立論での論理構成の組み合わせや時間配分なども事前検討すべきだった。(多少はやったんだが、結果的に不十分すぎたと言うこと。)

5)チーム編成は4人。なお、アドバイザーがいてコメントしてくれた。最初は事務局のアドバイザーと思って聞いていたけど、どうも実際は発表したい人だったようだ。その人とは懇親会等で話しをして、こちらのチームの一員のような意見を言ってくれた。運営として、その辺りははっきりしてた方が良かったかな。

6)今回のディベートの流れは、立論、尋問、反駁、結論という流れ。

相手チームは、結論時に、(他のディベート大会などでは時々行われてる)反駁2のような論理構成だった。特に相手チームの賛成と反対の立場を入れ替えた2回目は、そのものだった。

我々は、相手チームが勘違いしており、こちらが有利と思った。しかし採点者には相手チームの発言を理解していると評価され、高得点だったようだ。どうも懇親会で1人の採点者に聞いたら、採点者には採点用のチェックシートが配られてて、それに基づいて採点したそうだ。なので、「結論なのに反駁でまとめるのはおかしいでしょう」とこちらが言っても、採点用のチェクシートに則ったとしか返事できないと。分からなくもない。

逆に考えてみたら、そもそもディベートって、採点に対する意見の場がない。スポーツだと審判に対する不服のチャンスや観客のブーイングみたいなのがあるが、ディベートでは制度としても大会も定着してはいない。特にこの青技のディベート大会って、賛成と反対を入れ替えたりして独自的な部分もある。当日集まったグループがその場で立論等をまとめる必要があり、集中的なチーム形成や合意形成も独自的と言って良いだろう。その意味では、運営としても暗中模索的な面もあるので、色々意見を聞いて行くのが良さそうに感じた。


大会通じて提案的なものをまとめると以下の事項。

・ルールの提示

若い人の参加を促す意味でも、青技ディベート大会のルールを、ホームページや案内メールで提示した方が良いと考える。大会の直前に、口頭以外に紙に書いてものの掲示がOKかとか、資料を事前配布するが相手チームの資料も利用(引用)しても良いかなど。

当日での確認する事態も発生するだろうが、今まで明確になった事項を整理しておくだけでも有益と言える。

・チーム編成

発表に参加したい人がいて、説明があったか疑問だけど、チーム内議論に参加してきた。最初に参加したい人によるチームメンバーを決めて、ディベートで発表する人はその中で議論するなどが良さそうに思った。

本大会は、ディベート自体に参加したい人と観戦の人に大きく別れる気がする。ディベートに参加したい気持ちで来たのに、発表チームに加われないと不満も出てくるように感じた。

・中継

地方会員のために中継してみるのも良いかもしれない。録画ではなくて、当日のみの流しっぱなしが良さそう。レポート出すとCPD付与するとかを考えても良いだろう。中継による意見とかは次の参考になるかもしれない。

・ディベート後の意見交換

ディベート大会での採点に対する意見や、観戦の意見も参考にした方が良い。また、ディベートでの勝敗と、実際には賛成・反対のどちらが良さそうかも簡単に議論してもいいのかもしれない。後の方は、時間の関係で挙手程度になってしまいそうに思うが。(挙手の件は、今までも1,2回実践している気がする。)


いずれにしろ、技術者倫理というかそれに関係するコミュニケーションや説明責任の模擬体験という意味で、本大会は継続して実施して欲しいと思う。また、他にない試みもいくつか実施しているので、より良い大会に改善して行って欲しいと考える。

3月 8, 2014 科学技術技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月13日 (土)

「コードクローン分析とその応用」

今日は日本技術士会と情報処理学会とのコラボの、表題の催しへ参加した。一般の人が見ることができて、細かいことが書いてあるのは、以下のITコーディネーターのページかもしれない。(技術士の場合は、ここでの料金とは別。)

https://wwu.itc.or.jp/fmi/xsl/seminar_guide_n/seminar_s02.xsl?ID=K13060730

大阪大学の井上先生自らの講義、しかもワークショップがあったので、掘り下げて学ぶことができた。

CCFinderとGeminiの説明があり、ワークショップもその両方を使っての分析だった。というか、今まで自分はGeminiの方を余り詳しく知らなかったが、クローン分析ではGeminiを使っての分析が(も)重要と認識した。(コードクローン分析の、裁判への資料への活用なども紹介もあって、なるほどと納得した。)

我々の班が分析したのは、Python。思った以上にクローンが多かった。どうも、OS毎や型毎の部分をコード生成している。スピード優先しているんだろう。#ifdef などを多用している感じ。で、多少自分の頭の中で、それならソースコードもだけど、プリプロセッサー前のソース“文”を処理できた方が良いのかな~とか、あれそうなると文字列変換とかが絡むとちょっと厄介か~とかが頭を駆け巡った。また、トークン数との表現とコード辺の数との表現の意味的な違いなどが的確に分からずについ色々考えて、分析でのアイデアとかまとめの際の作業が少しおぼつかなかった。

懇親会も開催されて、そちらで修士の方に、トークン数/コード辺の違いを聞いたりして多少は理解できた気がするけど、まだすっきり状態ではないかも。^.^; また、一時期のブーム的な状況と、現在とでは何が違うのか気になった。自分なりの解釈ではなんとなく、利用しているところは利用してるけど、その成果をなかなか発表しにくい感じ。経費的なこともあるし、その企業や製品群の開発方法やソースの“癖”とかに関係するので公にするのを躊躇するのかもしれない。

また、プリプロセッサー前のソース“文”での解析とか、知り合いの大阪大学出身と井上先生が年齢的にも近いから先生が知ってるか聞こうと思った。しかし、前者は自分なりに考えがまとまらないし、後者は卒業年や学部などが同じか考えているうちに、先生のお帰りになる時間になってしまった。(帰って調べたら、どうも同じ卒業年/学部のように思えてきた。学科も同じかも。知り合いに会う機会があれば、そちらで聞いてみようかな。 なお、懇親会なので、他の人との会話などもあってちょっと挨拶のタイミングを失ったのも大きな理由。)


振り返るとある意味、短時間というか少し分析が不十分だったかもしれないが、座学よりも非常に多くのことを学んだ気がする。今回のような学会とのコラボの催しへの参加は何度かあるけど、今回も有意義だった。

7月 13, 2013 ソフトウェア技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月29日 (金)

JAXA見学

今日は、技術士会情報工学部門部会でのJAXA(宇宙航空研究開発機構)見学。相模原キャンパス。「はやぶさ」帰還後の公開時に自転車で門の所まで行った所で、場所的には馴染みにあるところ。

P6290414今回は自転車というわけには行かず。相模大野などからのバスにするか淵野辺駅からのバスや徒歩にするか悩んだけど、電車の接続が良かったこともあって結局淵野辺駅からの徒歩にした。

淵野辺駅の改札出ると、結構大きめのはやぶさの掲示。

P6290415P6290416JAXAまでの道なりに、衛星の写真など。そんなに数は多くなかったけど、道標になった。

P6290423P6290424棟のエントランスの左右。映画のポスターが飾ってあった。

部屋に集まった後は、2つに分かれて見学コース。係の人が説明してくれた。(当初予定されてた燃焼実験棟の見学は取りやめに。)

P6290418P6290421P6290425P6290427P6290428見学時の写真。

P6290430P6290431P6290432P6290433見学時の写真、その2。結構昔のロケットや設備の展示もあって、当時の苦労などが偲ばれた。熱気球などロケット以外の展示もあった。

写真での右端は、見学の少し前から個人的に興味を持った「あけぼの」。もう20年以上飛んでいる衛星。

見学の後に、講演もしてもらえた。計算工学センターの人。JEDI(ジェダイ)と聞こえた。

シミュレーションやスパコンの話が出て幅広いと感じた。逆に、話を聞きながら、ロケットのプロジェクトとの関わり合いがずっと気になっていた。つまり、組織的には燃焼とか色んな部門があって研究開発してる。ロケットのプロジェクトは、ある意味それらの組み合わせ。Q&Aの時間に聞いたら、(自分の理解では)ロケット側のプロジェクトマネージャーの依頼でシミュレーションやソフトウェア品質保証(改善)を行っているようだ。

Q&Aでは、他にもいくつかやり取りがあった。今回講演もアテンドできて良かったと思う。やっぱ現場の人の説明やQ&Aが出来たことは貴重。

帰りしなにちょっとしたグッズを頂戴した。衛星「あかつき」のシールなど。幹事さんと馴染みの方の計らいのようだ。


その後、淵野辺駅から少し離れたところで情報交換会。というか宴会。他部門の方とかいて、貴重な話も聞けて有意義だった。日本のノーベル受賞者2,3人の方のちょっとしたエピソードなどが聞けたのは、面白かった。なお、その後は有志で淵野辺駅近くで2次会。

jAXA見学、情報交換会と充実した半日だった。


補足:後で調べたら、2,3年前のクリテイカルソフトウェアワークショッフ(WOCS2009)でのJAXA講演の中の一人もJEDIの人だった。


6月 29, 2012 科学技術テクノロジー技術士 | | コメント (0) | トラックバック (0)